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CROSS
TALK

若手社員 2018年入社 堀 雅世Hori Masayo
現場所長 1989年入社 小野田 憲一Onoda kenichi

#1鴻池組の
モノづくり精神と、
働きがいに溢れた環境。

キャリアや年齢も異なる職人から厚い信頼を集め、社内からもさらなる成長を期待されている土木系の若手女子社員。同じ現場で仕事を共にする所長との対話を通して、鴻池組のモノづくり精神や個々の社員に応じた働きがいを引き出す環境づくりについてご紹介します。

INTERVIEW

TALK 01 自分らしく働ける
社員の思いを大切にする現場。

「若手社員が配属されることが多く、工事に関わる全員で育てようという雰囲気がある現場ですね」

  • 小野田 憲一

    堀さんは、新入社員としてこの現場に配属されましたが、すぐに現場のメンバーと打ち溶け合っていましたね。

  • 堀 雅世

    配属されてからまだ1年半なので、まだまだ覚えることがたくさんあります。その中で、先輩たちからフランクに接していただけるので楽しく仕事に取り組めています。

  • 小野田 憲一

    入社前に、インターンシップでこの現場に来ていましたよね?

  • 堀 雅世

    はい。その時に、女性の施工管理者の方が先頭に立って仕事をしている様子を見て、私もあの方みたいに活躍したいと思って入社を決めました。

  • 小野田 憲一

    そうでしたか。確かに、この高架工事の現場は、昔から女性の施工管理者が数名いて、女性も男性も問わず活躍できる環境がありますからね。

  • 堀 雅世

    どうしてそんな環境になったのですか?

  • 小野田 憲一

    工期が長い現場なので若手社員からすればじっくりと先輩や職人さんと関係を構築しながら仕事を学べますからね。それに、協力会社も含めて連携がとれたすばらしい現場なので勉強になるという理由もありますよ。

  • 堀 雅世

    なるほど、確かにそう思いますね。

  • 小野田 憲一

    これだけ良い環境が揃っているので、昔から若手社員が配属されることが多く、工事に関わる全員で若手を育てようという雰囲気がある現場ですね。

  • 堀 雅世

    鴻池組の社員以外からも色々とサポートをしてもらえるのは、そういう理由があったのですね。

  • 小野田 憲一

    社外の方も皆さんも、親身になって教えてくれるでしょ?

  • 堀 雅世

    そうですね。特に、職人さんは些細なことでもちゃんと見てくださっていて、少しでも不安な点があると率先してアドバイスをくださいます。その思いを無駄にしないように早く仕事で成果をあげようという気持ちで現場に向かっています。

「大きなミスが起きる前にフォローをしてもらえるので、安心して業務に取り組めています」

  • 堀 雅世

    初現場で経験も知識もまだまだ乏しい私にもどんどん仕事を任せてもらえるのが嬉しいです。

  • 小野田 憲一

    みんな「堀さんの好きなようにやらせてみよう」と応援していますからね。

  • 堀 雅世

    わからないことだらけで小さなミスも多いのに、何度もチャンスをもらえて本当に感謝しています。

  • 小野田 憲一

    当然、期待値もあるから任せているのですが、特に土木の現場は失敗も成功も含めて経験が第一。土木は、“経験工学”と言われるぐらい、現場でしか学べないことがたくさんあります。たとえ、失敗してもそれは貴重な経験のひとつになるので、まずは自分でやってもらっています。

  • 堀 雅世

    そうでしたか。確かに、責任重大で大変に思う時もありますが、だからこそ集中して仕事に向き合えているようにも思います。それに、自由に仕事をさせてもらいながら大きなミスが起こりそうな時は事前にフォローをしてもらえるので、安心して業務にも取り組めるのも嬉しいところです。

  • 小野田 憲一

    責任が生まれると、やりがいにもなりますしね。

  • 堀 雅世

    あと社員同士、世代が近い人と仕事ができるのもありがたいですね。他愛もない会話の中で仕事の相談ができるので、不安も解消しやすいです。

  • 小野田 憲一

    それは、私が大切にしていることでもあるのですが、中堅や若手社員の仕事にあまり口出しをしないようにしています。堀さんが言うように互いに打ち解けやすく、普段から近い距離で接しているからこそ、より正確に指示ができるだろうし、その関係の中で指摘される方が仕事の理解も深くなるでしょ?だから、よほどのことがない限りは見守ろうと決めているんですよ。

TALK 02 自然と距離が近くなり
心が通じ合う喜び。

「ちゃんと意見を持っている姿に好感を持って、真剣に相談に乗りたいと思ったんです。」

  • 小野田 憲一

    最初、堀さんがこの現場に来た時、長年の勘からも必ず活躍してくれると思いましたね。

  • 堀 雅世

    え?どうしてですか?

  • 小野田 憲一

    現場で仕事をするためには、コミュニケーションがとても重要になります。堀さんは性格的にその素質を持っているように見えました。

  • 堀 雅世

    でも、最初は先輩や職人さんとどうやってお話しようか迷うことばかりでしたよ。

  • 小野田 憲一

    そうでしょうね。では何がきっかけで、うまくみんなとコミュニケーションをとれるようになったのですか?

  • 堀 雅世

    1日の中で何度も、所長をはじめたくさんの先輩と接する機会があったので本当に助かりました。朝礼からはじまって、現場巡回もそうですし休憩時間も同じなので、必然的にお話するタイミングが多かったように思います。

  • 小野田 憲一

    かしこまった場所だと、なかなか意見を言いにくいですから。仕事の流れの中で、話をしやすい機会や雰囲気を意識して作るようにしていました。

  • 堀 雅世

    確かにそうでした。あの機会が無ければ、なかなか直接お話ができなかったと思います。

  • 小野田 憲一

    何より私が堀さんに感心したのは自分の意見をしっかり言うところですね。仕事の中に芯があって、ちゃんと意見を持っている姿に好感を持ちました。だからこそ、真剣に相談に乗りたいと思ったんです。

  • 堀 雅世

    ありがとうございます。こうしていつも所長がストレートに意見を伝えてくださるので、私も本音で遠慮せずにお話ができているのだと思います。

「さり気ない気遣いに感謝の気持ちがいっぱいなので、どんどん先輩との距離が近くなっていくような気がします」

  • 堀 雅世

    いつもありがたいなと思うのが、私を女性として特別扱いしないところです。腕力が必要な作業などで配慮をしていただくことはもちろんありますが、それ以外については男性と同じように現場で接してもらっています。

  • 小野田 憲一

    それは、色々と考えてそういう体制を作ったんです。男性が多い現場の中で、女性が気持ち良く働くためにはどうすればいいのかを、ある女性社員にじっくりと聞いたことがあります。その時に、「男女を意識せずに仕事をさせてほしい」と言われたのです。

  • 堀 雅世

    その気持ちはすごくわかります。一人の技術者として認めてほしいということですよね?

  • 小野田 憲一

    そうです。気遣いは時に必要ですが、基本的には性別に関係なく、一人の技術者として接するべきだと考えています。

  • 堀 雅世

    そういう考えを持っている方が上の立場にいて嬉しいです。

  • 小野田 憲一

    そうすることで、女性もモチベーションが高まりますし、周囲も余計な気遣いをしなくていいので、どちらにとっても働きやすいはずですから。

  • 堀 雅世

    その考えが現場に浸透しているので、とても働きやすさを感じながら仕事に取り組めています。そういうさり気ない気遣いに感謝の気持ちがいっぱいなので、どんどん先輩との距離が近くなっていくような気がします。

  • 小野田 憲一

    この現場は、鴻池組らしい先輩と後輩の壁がない魅力を象徴していますよね。

TALK 03 鴻池組のモノづくり精神を
未来へとつなげる。

「主体的に仕事をすることでしか、モノづくりの面白さは味わえないと思うんです」

  • 小野田 憲一

    最近は、仕事内容が日に日に広がっていますよね?

  • 堀 雅世

    はい。当初は、先輩に同行して仕事の流れを覚えることで必死でしたが、徐々に自分ひとりでやることも多くなりました。

  • 小野田 憲一

    私たちのモノづくりの仕事は先輩から細かく指示を受けるより、自分で考えて仕事をする方が面白いですよね?

  • 堀 雅世

    本当にそう思います。現場で職人さんと一緒に動いて、次は何をするべきかを自分で判断して仕事を進めるのが何より楽しいですね。

  • 小野田 憲一

    やっぱり、主体的に仕事をすることでしかモノづくりの本当の面白さは味わえません。若い社員の方には、せっかくモノづくりの会社に入ったのだから、その醍醐味を感じながら仕事をしてほしいというのが私の思いです。

  • 堀 雅世

    それに、鴻池組の社員は職人さんに負けないぐらい、モノづくりにかける思いが強いと思っています。仕事に妥協はしませんし、自主的に勉強をしたり職人さんとコミュニケーションをとって少しでも成長したいという向上心を感じます。

  • 小野田 憲一

    そうですね。私も以前、営業部に所属していた時がありましたが、お客様に鴻池組の強みは何かとたずねられ、「モノづくりに対する実直さです」と答えていました。だからこそ私たちは、どこまでもモノづくりに誠実であり続けるべきだと思いますね。

「純粋にモノづくりを楽しみ、鴻池組の価値を未来へ届け続けてください」

  • 堀 雅世

    これからもスキルを高めながら、いつかはあの構造物は私が作ったと胸を張れるような仕事をするのが目標です。そのためには今後、何を大切にするべきでしょうか?

  • 小野田 憲一

    コミュニケーションの大切さはどんな立場になっても決して忘れてはいけないと思いますね。私も、30代前半の頃、経験や実績も付いてきて自分で何でもできるような気持ちになって仕事に取り組んでいた時期がありました。その時に、周囲と上手く連携がとれなかった苦い経験があります。

  • 堀 雅世

    その原因がコミュニケーション不足だったのですか?

  • 小野田 憲一

    そうです。今思えば、自信過剰で自分の意見を押し通し過ぎたと思います。だから、個人の個性は大切にすべきですが、色々な人と協力しながら進める仕事であることを常に意識しておくことが大切だと思いますよ。

  • 堀 雅世

    特に、鴻池組は社員同士の信頼が厚いので、協調性は重要ですね。

  • 小野田 憲一

    はい。その思いを大切にすれば、堀さんの目標も近いうちに達成できるはずですよ。何より、鴻池組は大きなゼネコンと比べて仕事の裁量が多い。ひとつの工種を担当するのではなく、ありとあらゆる仕事を把握した上で工事を進めていく必要があります。それと、今回の高架工事の現場のように多くの人が利用する鉄道など、手掛けた構造物が自分の仕事だと強く実感できる魅力もありますしね。

  • 堀 雅世

    自分の手でつくりあげるからこそ出来あがった時の充実感も大きいのですね!

  • 小野田 憲一

    そう思います。これからも純粋にモノづくりを楽しみ、そんな鴻池組の価値を未来へ届け続けてください。

  • 堀 雅世

    ありがとうございます。いつかそんな日が来るように、これからも日々、努力と勉強を続けていきます。

CROSS TALK #1