サステナビリティ

5つの活動方針

  • コンプライアンスの徹底とガバナンスの強化
  • 働きがいの向上
  • お客様満足度の向上
  • 地域社会との融和
  • 環境負荷の低減と環境関連技術の錬磨

働きがいの向上

関連する
SDGs項目
ジェンダー平等を実現しよう
働きがいも経済成長も

建設業にとって喫緊の課題となっている「ワークライフバランス」と「ダイバーシティ」の推進について、鴻池組ではそれぞれ専門プロジェクトを立ち上げ、各種制度の整備やICTの活用による課題解決に着実に取り組んでいます。

働き方改革

鴻池組においては個人のさまざまな事情に合わせた多様な働き方を選択できる制度づくりによって、『生涯を通じて活躍できる労働環境』の確立を目指しています。また鴻池組は、社員一人ひとりがやりがいを感じ、心身ともに健康で永く働き続けられるよう、「働きがい」と「居心地の良さ」に溢れる、人が集まってくる企業となることを目指しています。

同時に建設業界全体が抱える深刻な課題である、技能労働者の高齢化と新規入職者の減少による次世代の担い手不足を解決するため、鴻池組とともに仕事をする方々の働き方改革を支援し協働しています。これにより、魅力に満ち働きたくなる業界となることを目標に『働き方改革』を進めています。
この『働き方改革』を通して企業価値を高め、さらにお客様と社会に貢献していく考えです。

鴻池組が目指す働き方

鴻池組においては、『働く』ということをあらゆる角度から見つめ直してきました。ワークライフバランスの実現のためには、「時間外労働を前提としない働き方」とそれを「実践できる人材」が必要であると結論づけ、「制度改革」と「人材の育成」に力を注いでいます。

ワークライフバランス達成の先にある、真のダイバーシティとインクルージョンを獲得し、イノベーションに結実させていくことを目指し、その取り組みを進化させています。

また建設業界全体の働き方改革を推進していくために、CCUS※導入の推進、4週8閉所実現に向けた適正工期確保への取り組み、協力会社グループと一体となった現場生産性の向上など、鴻池組を取り巻く周囲を巻き込んだ働き方改革を進めています。
※CCUS:建設キャリアアップシステム

働き方改革

フレックスタイム制度の導入

鴻池組では、職員個々の事情にあわせた働き方を後押しする制度として、2020年8月に「スライド勤務制度」を導入しました。そして、当該制度をベースとして、より多様で柔軟な働き方を推進すべく、2021年4月に「フレックスタイム制度」への移行を行いました。「スライド勤務制度」は1日の就労時間を前後にスライドできるという制度でしたが、所定労働時間として1日8時間が定められているため、早く帰るためにはその分朝早く出社しなければならない等の制約がありました。
「フレックスタイム制度」では、必ず働かなければならない「コアタイム」4時間と、自身で出退社時間を選択できる「フレキシブルタイム」を組み合わせることで、仕事の繁閑や日々の予定にあわせてより柔軟に働くことが可能となりました。労働時間を効率的に配分できることで、働きやすさの向上はもちろんのこと、生産性の面でも良い影響が出るものと考えています。

フレックスタイム制度の時間構成

フレックスタイム制度の時間構成

ダイバーシティの推進

鴻池組では、中期経営計画(2019-2021)における基本方針として、3つの柱を掲げており、その一つを「人材の能力開発促進」として「多様な人財の創出と活用」を目指しています。取り組みとしては、2016年10月に発足した「ダイバーシティ推進体制構築プロジェクト」を中心に制定した「ダイバーシティ推進方針」に基づき、全社的な推進活動を行っています。
具体的には、下記事項につき制度の拡充や改良を行いました。

くるみん
  • ● 子育て支援のための制度拡充と利用の促進(2018年3月くるみんマーク取得)
  • ● 再雇用制度の改正(雇用期間の見直しと処遇の改善等)
  • ● 在宅勤務の試行(テレワークの推進)
  • ● 全管理職を対象としたダイバーシティ研修の実施(方針の理解と実践)

また、女性総合職の採用(2019年4月/目標10%以上に対し15%見込)と、女性管理職の登用を積極的に進めており、女性活躍推進にも継続的に取り組んでいます。

これからも、個人の能力を最大限発揮できる場を提供しながら、多様な人財の活躍を後押しすることでイノベーションの創出に繋げ、更なる企業価値の向上を目指していきます。

鴻池組のダイバーシティ推進方針

鴻池組は、多様な人財を創出し、若くて強靭な組織構築を通じて、企業価値の向上を目指すために、ダイバーシティを推進していきます。

障害者雇用率
女性総合職採用率

健康経営に関する取り組み

鴻池組では、健康経営宣言および健康経営ビジョンを策定し、取り組んでいます。

鴻池組 健康経営宣言

鴻池組は、社是の精神を根底に「社会と共に“豊かな地球”と“輝く未来”を築きます」の経営理念の下、ものづくりを通じて人々が安心して暮らせる社会の実現を目指してきました。
さらに、創業 150 周年を機に策定した長期ビジョンでは、「つくる、支える、共にする」の3つのアクションで幸せを築き、人と社会に4つの持続的な価値(社会価値、顧客価値、環境価値、従業員価値)を提供していくことを約束しています。
私たち役職員自身が幸せでなければ、人や社会の幸せを考えることは難しく、また、私たちが幸せでいるためには、心身共に健康な状態であることが大前提となります。
この考えを基に、鴻池組は健康経営に積極的に取り組んでいくことをここに宣言します。

2022年5月1日

株式会社鴻池組 代表取締役社長
渡津 弘己

1.健康経営推進で目指すもの

「健康経営」を「働き方改革」と両輪で推進することにより・・・

①従業員エンゲージメント(会社と従業員の絆の強さ)の向上を図ります
従業員一人ひとりのライフステージに合わせた多様な就労環境と、従業員が定年まで心身ともに健康な状態を維持したまま働ける環境を会社が主体となって併せて整備していくことで、従業員エンゲージメントの向上を目指します。

②生産性の向上とイノベーションを創出しやすい風土を醸成します
会社が従業員の心身の健康を促すことで、従業員のストレス軽減による業務の効率化を進め、組織としての生産性向上を目指します。
また、従業員のモチベーションを高め、職場を活性化させることで、イノベーションの生まれやすい風土を醸成します。

③企業価値の向上と優秀な人材の確保に繋げます
当社は現在も「健康経営優良法人」の認定を取得していますが、さらに上位の認定である「ホワイト500」の取得を視野に入れることで、企業価値の向上と優秀な人材の確保を目指します。

【参考 】
経済産業省の調査によれば、就活生および就職を控えた学生を持つ親に対して、「将来どのような企業に就職したいか(させたいか)」を質問したところ、就活生と親の双方で、「従業員の健康や働き方に配慮している企業」が4割を超えました。
また、「健康経営に取り組んでいるかどうかが就職の決め手になるか」を質問したところ、就活生と親の双方で、「重要な決め手になる」が7割以上になりました。健康経営に取り組むことは、優秀な人材を獲得するために有利だと考えられます。

2.健康経営を推進する組織

健康経営を推進する組織

3.健康経営に関する指標に見る初年度成果と 2023 年度目標

※赤字は大幅未達又は高リスクの項目

グループ 指標 2022年度 2023年度
目標値 成果 達成状況 目標値 説明
健康投資施策の取り組み状況 ➀定期健康診断受診率 100% 99.40% 未達成 100%
②2次検診受診率 100% 57.5%
(12月末時点)
未達成 100% 3月末締め
③ストレスチェック受検率 95%以上を維持 95% 達成 95%以上を維持 現在の受検率を維持
広く従業員に行う施策の参加率 ④ウォーキングチャレンジ参加者数 1000名 374人 未達成 500名 参加者数はアクティブユーザーでカウント。
ハイリスク者向け施策の参加率 ⑤特定保健指導実施率 50%以上 40.6% 未達成 50%以上 積水ハウス目標値に準拠
労働時間の状況 ⑥残業月45時間以内 年間6回 年間5回 - 年間6回 2024.4からの強制適用を見据え前倒し
休暇取得の状況 ⑦年休取得率 50%以上 59.8% 達成 50%以上 ESG目標に準拠
従業員の意識・行動変容 健康経営理解浸透度 ⑧eラーニング修了テスト受検率 95%以上 95.4% 達成 95%以上
⑨同上80%以上正答者率 90%以上 99.2% 達成 90%以上 8点以上の正答者数
健康診断問診票の集計結果 ⑩適正体重維持者率 64.1%以上 60.8% 未達成 62.9%以上 健康経営優良認定応募企業平均以上
⑪喫煙率 20%未満 28% 未達成 20%未満 10%台を目指す
⑫飲酒習慣者率 19.3%未満 20.1% 未達成 16.8%未満 健康経営優良認定応募企業平均未満
最終的な目標指標 ストレスチェック集計結果 ⑬高ストレス者率 7.4%未満 8.1% 未達成 7.3%未満 現在の実績(8.1%)を1割減
⑭高ストレス者産業医面談実施率 50%以上 3.1% 未達成 50%以上 半数以上を目指す
離職の状況 ⑮平均勤続年数 ※設定なし
(前年度:17.9年)
18.5年 - 18.5年以上 直近実績を下回らない
休職の状況 ⑯私傷病による長期休務者数 ※設定なし
(前年度:20名)
28名 未達成 28名以下 直近実績を上回らない
⑰メンタル不調による長期休務者 ※設定なし
(前年度:20名)
32名 未達成 32名以下 直近実績を上回らない
プレゼンティーイズム ⑱損失割合(WHO-HPQ) 実績把握 13.0% - 13.0%以下 直近実績を上回らない
アブセンティーイズム ⑲1人当たり日数(アンケート) 実績把握 2.61日/人 - 2.61日/人以下 直近実績を上回らない
ワークエンゲージメント ⑳Well-being(人生満足度) 60.85 60.72 未達成 60.72 直近実績を下回らない
㉑Well-being(ポジティブ感情) 51.94 53.34 達成 53.34 直近実績を下回らない
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