建物を使用しながらの耐震改修 圧着式枠付きブレース工法
保有技術の紹介
工法の概要と特長
圧着式枠付きブレース工法による耐震補強は、工事期間中の騒音、振動を最小限に抑える工法です。ブレース取り付け枠の施工に当たり、あと施工アンカーの代 わりにエポキシ樹脂を用いて鉄骨枠材を既存躯体に圧着して取り付ける工法です。騒音や振動、粉塵等を抑えると共に、建物を使用しながら工事ができるなどの メリットがあります。
- 低騒音・低振動:居住者の移転を伴わずに施工が可能 (あと施工アンカーは、建方用のみ)
- 工期の短縮:樹脂圧着工法による施工性向上に加え、あと施工アンカー工事およびモルタル充填工事の省略
- 躯体不陸の許容:既存躯体の不陸を樹脂厚の調整にて許容
- 改修費用総額の削減:建物施設の養生、一時移転費用などの削減により費用総額を削減
- 粘弾性ダンパーとの併用:ブレースに粘弾性ダンパーを用いることによって制振工法による補強が可能
- 性能証明の取得:(財)日本建築総合試験所より性能証明取得 (第02-12号)、国土交通省NETIS登録(CB-020067-A)
※NETIS:新技術情報提供システム
従来工法との比較
![]() 〈従来工法〉 |
![]() 〈当工法〉 |
適用事例
2000年以降、郵便局や事務所ビル、学校等の耐震補強工事に適用されています。
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(問い合わせ先) 建築本部エンジニアリング部 岩下 智 TEL.06(6343)3588
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