土木・環境分野における問い合わせの多い保有技術

保有技術の紹介

インターネットの普及により、当社ホームページの技術紹介を見られてメールや電話で問い合わせをされるお客様が増えています。ここでは、過去1年に問い合わせの多かった土木・環境分野の技術について紹介します。これら以外にも、当社が得意としている土壌浄化については、個別の技術に関わらず総合的な問い合わせや相談が寄せられています。

K-1推進工法

従来技術では施工が困難な、巨礫・玉石層や粘土層などとの複合地盤での長距離施工を可能とする推進工法です。泥濃式・泥水式・既設構造物到達型推進工法があります。

マグネシウム系固化材を用いた固化・不溶化工法(NETIS KK-040059-A)

汚染土壌にセメントなどの固化材や薬剤を混合して、物理・化学的に汚染物質の溶出を抑制する固化・不溶化のうち、最近はマグネシウム固化材を用いた固化・不溶化工法への問い合わせが増えています。この工法は、重金属などの汚染物質全般の不溶化処理に適用することが可能であり、特にシアン、六価クロム、フッ素や多数の汚染物質を含む複合汚染土壌に対して高い不溶化効果を発揮します。

つばさ杭工法

先端翼付きの回転貫入鋼管杭であり、先端の回転貫入用翼が大きな先端支持力を得ることで、耐震性能に優れ支持力の大きい杭を、低コストと無排土施工で実現します。

ねじ込み式マイクロパイル工法(NETIS CB-030009-A)

小径で高支持力が得られる基礎杭工法です。橋桁下の低空頭かつ狭隘な施工ヤードなど厳しい制約条件下での既設基礎の合理的かつ経済的な耐震補強や、比較的小規模な新設構造物の基礎杭として適用できます。

リフレッシュ・シャワー工法

既設鉄道橋の床版上面から行う漏水補修工です。バラストを除去することなく、軌道上から含浸止水材を散布するだけで床版止水を施す、極めて合理的な工法です。

ASRリチウム工法(NETIS KK-010026-A)

亜硝酸リチウムを主成分とするASR抑制剤を構造物内部に圧入し、構造物内部のアルカリ骨材反応を抑制します。鉄筋腐食抑制効果があり、塩害対策としての効果も持ち合わせます。

静的締固め(Geo-KONG)工法(NETIS KT-990271-A)

砂、砕石、再生砕石などの材料を地中に圧入して砂杭(砕石杭)を造成し,地盤を強力に締固める地盤改良工法です。起振機を使用しないため低騒音・低振動を特徴とします。

キャッピングシステム最終処分場

通気防水シートなどのキャッピングを埋め立ての進捗に伴い順次行うセミオープンタイプ管理型処分場です。クローズド型とオープン型のそれぞれの特徴である浸出水処理コストの縮減と初期建設コストの縮減を同時に実現します。

(問い合わせ先) 東京本店建築部 寺内康則 TEL.03(5617)7293

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447号(2008年10月01日)