技術とソリューション

青森・岩手県境不法投棄原状回復

不法投棄廃棄物の分別(岩手側)

青森・岩手県境不法投棄事案の概要

青森・岩手県境不法投棄事案は、青森県田子町と岩手県二戸市の県境に所在する某廃棄物処理業者が所有していた27ヘクタールの原野に、産業廃棄物を不法投棄したものです。その量は発覚当時82万㎥と推定され(最終的には両県あわせて100万㎥超)、香川県豊島の不法投棄事件をも上回る我が国最大規模の不法投棄事件です。
不法投棄された廃棄物は 堆肥、焼却灰、汚泥のほか、医療系廃棄物や有機溶剤などが混合しており、漏えいした有害物質によって土壌汚染も発生していました。
青森県および岩手県は、全ての不法投棄廃棄物を撤去するべく、平成16年より原状回復事業を開始しました。

原状回復の概要

当社では、下記の基本方針を受けて、岩手県側の不法投棄廃棄物(約27万㎥、188,000トンと推定)を処理するための選別プラントの設置、および一部の廃棄物の掘削・選別業務を実施しました(2014年に全量撤去完了)。

① 基本方針 ・ 不法投棄廃棄物の全量撤去

・ 汚染土壌は除去により環境基準に適合

・ 早期全量撤去が最大の汚染拡散防止と位置付け

・ 適切な汚染拡散防止措置の実施

② 不法投棄物推定量(岩手県側)188,000トン (最終的に岩手県側で358,131トンの廃棄物を処分)


技術の詳細はこちら 青森・岩手県境不法投棄原状回復.pdfpdfファイルを開く

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