技術とソリューション

セシウム汚染土壌の浄化技術 土壌洗浄工法

放射能汚染物等の減容化技術

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技術概要

相対的に放射性セシウムの濃度の高いシルト・粘土分を水洗いにより機械的に分級して分離するとともに、レキや砂の表面を研磨して表面に付着した放射性核種をはぎ取ることで、放射性セシウムの濃度を大幅に低減した洗浄土を回収します。放射性セシウムは脱水ケーキとして濃縮して回収し、一般環境から隔離することで、生活環境中の放射線量を低くできます。

特徴


・ 大量の処理が短時間で可能です。
・ 従来の洗浄工法に比べ使用水量が少ないです。
・ 洗浄剤を使わずに高い浄化効率を得ることができます。

土壌洗浄実証試験 


実証試験では、細粒分を除去した後の砂および礫に表面研磨可能な洗浄機を適用し、それらの表面を研磨することでセシウムの除去を図ります。細粒分は濁水処理を経て濃縮され、脱水処理されて脱水ケーキとなります。
JAEAの実証試験では、91.5%の除染率、82%の浄化土壌回収率を確認しています。
①レキ用洗浄機(表面研磨)、解さい機
内側のローターと外胴が反対方向に回転し、その間を流れる砂および礫を押しつけながら洗浄する(揉み擦り洗い)ことで、礫や砂粒子表面を研削し、放射性セシウムを削り取ります。礫の角が取れるため、洗浄後は、川砂利の様な丸みのある礫として回収されます。

②キャビテーション洗浄装置(砂の表面研磨)
洗浄筒内に高圧(15MPa)のジェットを噴射し、キャビテーション(圧力差によるマイクロバブル)と砂粒子同士の衝突による表面研磨作用により、砂表面に強固に付着した放射性セシウムを削り取ります。

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技術の詳細はこちら 放射能減容化(裏)土壌洗浄.pdfpdfファイルを開く土壌洗浄実証試験.pdfpdfファイルを開く

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