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土木・環境分野の新研究施設「大阪テクノセンター」を開設

2021年11月29日 リリース

株式会社鴻池組(本社 大阪市中央区、代表取締役社長 渡津弘己)は、土木・環境関連技術の研究・開発拠点となる新研究施設として、「大阪テクノセンター」(大阪市住之江区)を、20211129日開設しました。

当施設では、土質、コンクリート等の技術に関する研究・開発および土壌・水質浄化、廃棄物分別等の技術に関する研究・開発を行います。これまで環境・土木分野の研究・開発拠点であった伝法試験センター(大阪市此花区)の老朽化した施設を刷新・拡張し、つくばテクノセンター(茨城県つくば市)と本施設を連携させることで、さらなる研究開発を加速させます。



持続可能な社会の実現に貢献する技術を導入

高性能断熱材や高効率空調の他にもエコボイドや地中熱採熱システムを採用することでさらなる使用エネルギーの削減を実現し、年間の一次エネルギー消費量が正味ゼロ以下となる『ZEBNet Zero Energy Building)』を実現しています。『ZEB』の事務所としては、関西最大規模※1です。また、循環型資源として注目されているCLT(直交集成材)を、一部の外壁と耐震壁で採用しています。

※1住宅性能評価・表示協会ホームページ 事例データ一覧による



主な実験施設の紹介

土木分野では、地盤改良や汚染土壌など、土質に関わる実験全般を行う土質研究室、コンクリート供試体の各種用土試験を行う材料計測室、環境分野では、水処理試験、汚染土壌溶出試験など環境関連の室内試験全般を行う環境実験室、汚染土壌のバイオレメディエーション技術など、微生物に関わる実験を行う生物実験室で研究開発を行ってまいります。

今後について

大阪テクノセンターは、総合建設業では稀有な関西に拠点を置く研究開発施設です。同様に関西に拠点を置く異業種企業との連携・共同開発に加え、西日本の大学との技術交流も積極的に進めていくことで、関西の土木・環境技術のイノベーション基地として活用していきます。

建物概要

建築面積:1,743.61㎡、延床面積:4,793.57㎡、S造
管理棟:免震構造 地上4階、塔屋1階
実験倉庫棟:地上3階
駐車場棟:地上1階

鴻池組ホームページ>研究施設紹介
https://www.konoike.co.jp/company/labo.html

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