(社)日本下水道管渠推進技術協会 黒瀬賞受賞

平成19年5月17日、(社)日本下水道管渠推進技術協会の平成19年度総会において、当社東北支店梅田川シールド工事事務所の池上政延所長が当社としては2回目の黒瀬賞を受賞しました。
(社)日本下水道管渠推進技術協会は、下水道工事に係わる推進工法、推進工事に関する調査、研究を行い、その技術の向上を図るとともに効率的施工に努め、もって下水道事業の円滑な整備促進に貢献することにより、広く社会公共の福祉の増進に寄与することを目的として、昭和63年10月に国土交通省の許可を得て発足した協会です。現在の会員数は226社47団体で当社も正会員に属しています。
黒瀬賞は、同協会事業の一つとして、故黒瀬義仁氏((株)イセキ開発工機会長)のご遺族からの寄付金を基に黒瀬記念推進技術振興基金を設け、平成元年度から推進技術等の発展振興を図るため、次の1~4を対象とし毎年一回表彰するものです。

  1. 推進工法の普及に著しく功績のあったもの(表彰)
  2. 推進技術およびその関連技術の進歩に著しく功績のあったもの(表彰)
  3. 推進技術およびその関連技術の進歩に著しく貢献する研究等に携わるもの(研究費の助成)
  4. 前年の月刊推進技術に発表された論文および報告のうち推進技術の進歩発展に顕著な貢献をなすと認められる優秀な論文(表彰)

今回は上記の(1)施工部門で受賞されました。池上所長は昭和48年に入社後、主に東北支店管轄で昭和40年代後半から平成に至るまで50を超える当社最多の推進工事に現場代理人等の立場で携わり、各時代における各種の新技術導入や技術開発に積極的に取り組まれました。
当社の社内提案制度においても3度受賞されています(<1>平成元年度「推進工事のチェックポイント」<2>平成13年度「泥土圧式シールド機の土砂排 出ゲートの改善」<3>平成18年度「泥土圧シールド掘削残土の搬送における非粘着性樹脂ライニング排土ホースの採用」)。また、後継者育成にも尽力されており、泥水クローズドシステムなどの新技術の実証施工に現場を提供され、その成果を若手に報文・論文発表をさせるなど指導をされました。このような実績が推進工法の発展・普及での功績と評価されての受賞となりました。
なお、前回の黒瀬賞は平成16年に上記の(4)部門で受賞しています。
(関連記事:ET54、331、334、397号参照)

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433号(2007年08月01日)