KONOIKE Next Vision 2035「地球と社会と人のために」

鴻池組のSDGs

■取り組みの経緯
鴻池組はESGを持続的な成長に不可欠な経営基盤と位置づけ、「鴻池組らしい」 ESG経営の推進によって企業価値の向上を目指してきました。そして、社内外に具体的アクションを示す ことを目的として「KONOIKE Next Vision」を策定し、ESG各領域で具体施策を推進しています。

2020年度に策定した「KONOIKE Next Vision[for SDGs]」は、2025年度に中間評価年を迎えました。この間における社内取り組みの進展や、ESG経営に関する社会的な要請が変化していることなどを踏まえ、まずマテリアリティ(重要課題)の見直しを行いました。 さらに、本ビジョンのゴール時期についても、SDGsが想定する2030年から、さらに2035年へと延長しました。
そして内容の見直しにあわせ、本ビジョンのタイトルを「KONOIKE Next Vision 2035」に改めました。

SUITAINABLE DEVELOPMENT GOALS

KONOIKE Next Vision 2035

鴻池組は2035年までに以下の事項を実現することを目指します

マテアリティ

策定のプロセス

〇重要課題候補のマトリクス化を実施しました
鴻池組の重要課題候補を43件抽出し、「鴻池組にとっての重要度」を横軸、「ステークホルダーにとっての重要度」を縦軸にとってマトリクス化する作業を行いました。

マテアリティ

〇マテリアリティ(重要課題)の見直し

上記のマトリクスを基にマテリアリティ(重要課題)を以下の3つに整理しました。

「環境の鴻池」のブランド価値を向上させる
ステークホルダーの幸せを追求する
信頼される経営を目指しガバナンスを強化する

鴻池組の取り組み

01 KONOIKE Eco Challengeの策定

■策定の目的

鴻池組は2020年度に「KONOIKE Next Vision[for SDGs]」を策定しました。本ビジョンでは、環境領域に関する非常に高い目標が設定されています。その目標達成に向けた具体的な方策やリテラシー向上策を本社ESG推進委員会の環境部会において検討。「KONOIKE Eco Challenge1.0」を環境領域の重要な指針として策定しました。全社を挙げて環境領域の様々な方策に取り組むことで「『環境の鴻池』のブランド価値の向上」を図っていきます。

■内容の見直し

取り組みの進展を踏まえ、2022年度に「KONOIKE Eco Challenge 2.0」へ改めました。さらに2025年度には「KONOIKE Next Vision 2035」の策定に伴い、「KONOIKE Eco Challenge 3.0」へとアップデートしました。

■環境領域における積水ハウスグループ企業としてのコミットメント

鴻池組は積水ハウスグループの一員であり、グループ全体として環境省「エコ・ファースト企業」認定を取得し、「エコ・ファーストの約束」を社会に公表しています。また「RE100」や「SBTイニシアチブ」など国内外の各種環境活動に参画しています。そのことから、「KONOIKE Eco Challenge3.0」は環境領域における積水ハウスグループ企業としてのコミットメントの性格も有しています。

KONOIKE Eco Challengeを策定

■脱炭素社会実現に向けた目標と具体方策

2050年度までにカーボンニュートラルの実現を目指し、積水ハウスグループとしてSBTイニシアチブに参画し、温室効果ガスの排出総量と原単位の両面から排出量削減の目標を立て、達成に努めます。

項目 具体方策
再生可能エネルギーへのシフト 2027年度までに全社の電力を100%再生可能エネルギーに移行する計画です(RE100の達成)。
軽油代替燃料の促進 2030年の軽油代替燃料への完全切替えを目指し、自社手配燃料におけるB100燃料の使用原則化や協力会社におけるB5軽油の使用原則化を推進しています。
軽油代替燃料の原料確保 廃食油から精製した高純度バイオディーゼル燃料について鴻池組の現場で使用可能としました。
鴻池組社員や協力会社社員の家庭、ご賛同いただいた飲食店などから廃食油を回収する廃食油回収プロジェクトを展開しています。
エコカー導入 2030年までに事業活動で使用する全車両のエコカーとすることを目指し切り替えを進めています。
再生可能エネルギー発電 継続して再生可能エネルギー発電(小水力発電、バイオガス発電など)の拡大に取り組んでまいります。
ライフサイクルアセスメント 鴻池組が施工する建物について、見積書などのデータをAIに学習させ、CO₂排出量算定を自動化する取り組みを進めています。
TCFD開示 土木部門・建築部門・管理部門のワーキンググループで検討し、ESG推進委員会専門部会「環境部会」で討議の上、最終的にESG推進委員会にて審議し決定しています。
脱炭素・再生可能資源の活用、建物のゼロエネルギー化に関する技術の新規実用化 2035年までの10年間に実用化件数 20件を目指して取り組みます。

■循環型社会実現に向けた目標と具体方策

2050年度のサーキュラーエコノミーの実現に向けて、2035年時点の総排出量 400,000t 廃プラスチックリサイクル率 100%を目指します。

項目 具体方策
リデュースの取り組み 広域認定制度等の利用の促進、建設汚泥の自ら利用します。
リフューズの取り組み 資材の現場搬入時の梱包材料を削減します。
PC(プレストレスコンクリート)・PCa(プレキャスト鉄筋コンクリート)工法により型枠材料等を削減します。
リサイクル(資源として再利用するという考え方)の取り組み 静脈産業や関係会社と連携した廃プラスチックのマテリアルリサイクルに取り組みます。
積水ハウスの取り組むPlastic Recycle Centerへの参画を検討します。

■生物多様性の尊重

項目 具体方策
持続可能な木材調達 型枠合板における認証材の安定調達が課題。市場調査を進めながら、フェアウッド(合法性と持続可能性が確認された木材)への切替えに向けたアクションを模索していきます。
「5本の樹」計画 積水ハウスの「5本の樹」計画の理念に基づき緊急対策外来種の植物の取り扱い制限を開始します。
TNFD開示 積水ハウスグループのワーキンググループに参画しつつ、鴻池組としての開示に向けた議論を予定してします。

■総合的な取り組み

項目 具体方策
環境関連事業売上高 環境負荷低減や環境修復に関連する案件の売上高(海外工事を除く)を集計し、2035年度に30%到達を目指します。
災害対策・インフラ老朽化対策技術、環境浄化技術の新規実用化 2035年までの10年間に実用化件数 20件を目指して取り組みます。
サプライチェーンを巻き込む取り組み CSR調達の取り組み状況を調査し実態の把握に努める取り組みなどを推進します。
社内リテラシー向上 Eラーニングや、現場におけるCO₂排出量を社内で共有・可視化する取り組みなどを推進します。

役職員の環境リテラシー向上策

「KONOIKE Eco Challenge3.0」の実施にあたっては、全社一丸となっての組織的取り組みに加え、役職員の一人ひとりの行動変容が重要なカギを握ります。そこで、どの部署・職務を担当している鴻池組役職員であっても身につけておいてほしい環境領域の資質やスキル、知識などを検討し、「環境リテラシー」として具体化しました。この枠組みに基づいて、2022年度からは知識の習得・確認を推進するとともに、習得した環境リテラシーを活用した社員一人ひとりの行動・実践を促していきます。

動画「マジー・メイのエコチャレ講座 KONOIKE Eco Challenge 3.0編」

動画「マジー・メイのエコチャレ講座 KONOIKE Eco Challenge 3.0編」とは

鴻池組では、「 KONOIKE Eco Challenge 3.0 」に対する社員の理解をより深めるため、日本を代表するキャラクターコンテンツメーカー「ファニムビ」に依頼し、取り組みの意義や事例を分かりやすく紹介する動画を制作・配信しています。

02 ESG表彰の実施

最優秀ESG活動賞 ベトナム・ダナンフジキンの現場での取り組み

ベトナム・ダナンフジキン新築工事事務所では、日本とベトナムの工学系学生対象プログラムを開催しました。まず、日本の大学で建築生産を学ぶ学生を対象としたリモート講義プログラムでは、海外での建築現場のことや、ベトナムの建設業が思っていたより進んでいたことなど、多岐にわたって紹介しました。次に、地元ダナン工科大学の学生を対象に現場見学会を開催しました。ダナン工科大学の卒業生である現場スタッフに説明を担当してもらうことで、鴻池組や日本の建設業をより身近に感じてもらう機会となりました。

最優秀ESG活動賞1
最優秀ESG活動賞2
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