サステナビリティ

社長メッセージ

鴻池組の発展と持続的な成長に向けて
社員一人ひとりが挑戦できる風土を作りたい

鴻池組の未来を考える新制度検討・構築プロジェクトメンバー4名が渡津社長と本音でトーク。
自分たち、そして会社のこれからについて語り合いました。

【新制度検討・構築プロジェクトとは】

創業150周年記念プロジェクトの一つ、「会社をよくする未来選手権」において最優秀提案に選出された山陰支店プラン。これを軸に、今後の鴻池組を更に良くする新制度を社員主体で構築する取り組みです。
(本座談会参加者の藤原は、山陰支店プランの代表者)

新制度検討・構築プロジェクトに参加して

渡津:
2021年9月にプロジェクトが発足しましたが、現状はいかがですか?
藤原:
最初のフェーズでは情報の収集・分析を行いました。具体的には、「各本支店・事業部の提案内容分析」「現行人事制度の理解」「組織や人事制度に関する情報の調査・分析」といった課題に取り組みました。続いて制度設計のフェーズに入っています。
堀:
全社の様々な部署・キャリアの方が集まっていることもあり、発言や意見も多様で、話し合いは充実しています。
安東:
自分にない発想や視点に気づくことも多いですよね。
宮里:
一方で気になることも出てきました。たとえば、社外の先進的な制度を調べていくと、失敗例や続かなかった事例も見つかります。

仕事がうまくいくコツは自ら動くこと

堀:
仕事をうまく進めるコツをうかがいたいです。渡津さんの若い頃は猛烈に働いた時代だと思うのですが、今に通じる仕事の姿勢はありますでしょうか。
渡津:
確かに今では考えられない働き方の時代でしたね。でも、その頃から大切にしている姿勢は変わりません。それは「相手がかゆくなる前にかく」ことです。たとえば、「あの人はそろそろこの図面を欲しいと考えるだろう」と見当をつけ、頼まれる前に作って持っていくようにします。すると驚かれるけれど、「そうだ」「そろそろ考えなきゃいけなかった」と気づいてもらえる。すると、自分のペースに巻き込む形で仕事が回り始めます。受け身で働いていると、自分のペースで仕事がしづらい。同じ作業量でもより大変に感じると思います。だから仕事で疲弊しないためには、先読みや先取りすること。そして、相手の行動や心理を想像すること。つまり、自分から動くことを大切にするといいですね。

行動に移す社員を育てる場を作りたい
皆さんが諦めることのない会社にしたい

宮里:
ダメ出しされて諦めなかった経験はありますか?
渡津:
そうですね、東京本店にいた頃に作った建築の「標準詳細図集」でしょうか。
藤原:
一から作成されたのですか。
渡津:
最初に言い出した時、本社からは却下されました。しかし、あると便利なものだからと東京本店建築部で作成したのです。すると、周りが「これはいい」と使い始めた。やがて全国の本支店に広がり、気が付けば会社の標準になりました。
堀:
私たちも今まさに使っています。
安東:
誰かにダメだとか無理だとかを言われると諦めてしまいそうになりますが、それではいけないですね。
渡津:
皆さんが諦めることのない会社にしていきたいのです。社員一人ひとりが挑戦する会社でなければ、鴻池組の持続的な発展は望めません。最初は自分だけの小さな試みでもいい。言葉に出したり行動に移したりするうちに輪は広がる。社長として、社内にそうした場面や機会を作っていきたいと考えています。

本務に精通しつつ全社のこともわかる

安東:
渡津さんが私たちぐらいの年頃に、「新しい制度を作りたい」「会社を変えたい」と思った経験はお持ちですか?
渡津:
現場からガンガン言っていました。きっと問題児だったんじゃないかな(笑)そして40歳を過ぎて初めて本社経営企画部へ配属となりました。
安東:
現場とのギャップはありましたか?
渡津:
藤原リーダーが今、当時の私と同じ大変さを感じていると思います。山陰支店で現場を担当していたのに、新制度プロジェクトで全社的な制度や仕組みを一から考えるリーダーを務めているんですよね。
藤原:
その通りです。ギャップに驚き、知らなかったことを学ぶ日々です。ここ数か月だけで、視野はとても広がりました。
渡津:
新制度プロジェクトには様々な職場から多様なメンバーが集まりました。全社的な制度・仕組みを学び、社員一人ひとりの幸せを考える中で、様々な気づきがある。それを今後の仕事に活かしてほしい。鴻池組の将来を担う若手・中堅社員には、担当職務に精通するだけでなく、全社的な視点で考える基盤を形成することが重要なのです。
宮里:
新制度プロジェクトのキックオフでも、私たちメンバーには会社全体のことを学ぶ機会にしてほしいとお話をいただきました。
渡津:
かつて、本社経営企画部へ配属となり、現場の仕事とのギャップに驚いたと先ほど申し上げましたけれど、その頃は鴻池組が経営的に苦しい時期でした。私は入社以来ずっと現場を回ってきて、現場運営や技術には自信をもっていたんです。しかし会社全体のことは分かっていませんでした。その時の驚きや後悔は今でも思い出します。だからこそ今の若手・中堅社員の皆さんには、本務プラス全社の視点で考えられるようになってもらいたいのです。
堀:
新制度プロジェクトにはそうした意図もあるのですね。

未来の鴻池組を支えるアイデアに、
社員が挑戦できる場を用意したい

渡津:
私からも皆さんに質問です。5年後、10年後、その先の将来、自分はどうなっていたいですか?
藤原:
上にあがりたい。それが素直な気持ちです。今までは山陰支店で、建築課長や部長を目指していくというイメージを持っていました。しかし新制度プロジェクトに入って、いろんな方とコミュニケーションをとり様々な部署と関わって、視野が広がった気がします。
堀:
私はもともとインターンで社員の方に親身になってもらい、一緒に働きたいなと思って入社したのです。入ってみてもその気持ちは変わりません。まだ土木系の女性社員が多いとは言えませんが、徐々に増えつつあります。早くに入った私がどう歩んでいくかによって、後に続く土木系女性社員の道は広がっていく。そうした意識を持っています。
渡津:
皆さん、ぜひ早く管理職になって役員になってください。男性も女性も関係ありません。社員一人ひとりに、それぐらいの意識で働いてほしいと思っています。
安東:
私も役職で上にいきたいと思うようになりました。そして家庭と両立しながらやっていきたいという気持ちもあります。働き方改革により少しずつ環境が整ってきました。テレワークやフレックス勤務制度もあります。自分の仕事がしっかりできて家庭も大事にできる環境を、女性目線で推進していきたいと思っています。
宮里:
自分は上へと意識したことはありませんでした。しかし、150周年事業に関わることで多様な分野の方と一緒に、問題意識やアイデアにたくさん触れる機会に恵まれ、考えは変わってきました。
渡津:
それぞれに想いがあっていいですね。社長の立場からは、鴻池組の社員一人ひとりに、「自分が社長だったら何をしたい」「経営メンバーならどうする」という意識をもつことを期待しています。そして、諦めずに行動してほしい。今は何の役に立つのかわからない技術や発想でも、いつの日か役に立つと諦めなかった人たちが、鴻池組を支える新しい事業や仕組みを生み出してきました。今の鴻池組を率いる経営者として、未来の鴻池組を支えるアイデアに社員が思い切って挑戦できる場を用意していきたいと考えています。
新制度検討・構築プロジェクトが2022年にどんな制度を構築してくれるか、楽しみにしています。今日はありがとう。
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