技術とソリューション
UAV(ドローン)による空撮は、敷地上空の飛行ルートを設定し、隅々まで撮影します。撮影されたデータを基に画像解析を行い、「点群」データと「3Dモデル」を作成します。「点群」データは、土量の計算等に利用され、「3Dモデル」データは、設計のプレゼンや仮設計画に利用されています。
ドローンによる空撮から地形データ作成のフローを以下に示します。
① 飛行ルートの設定
![]() 図1 飛行ルートの設定 |
② 空撮ルート上の撮影
1回の飛行時間は10~15分ぐらいで、数百枚の画像データを撮影します。
![]() 図2 空撮された画像 |
③ 空撮データの解析
解析ツールを用いて、オルソ画像、点群、標高差などのデータ解析を行います。その後、解析データをもとに立体化された地形データを作成します。
![]() 図3 解析による高低差の取得 |
![]() 図4 解析結果による敷地データ(立体) |
立体化された地形データはBIMツールと連携させることで、土量計算や仮設計画に活用されています。また、地形テータを取り込んだBIMデータをICT建機と連携することで、ICT建機による掘削工事に活用されています。
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