技術とソリューション

耐震改修 シースルー耐震補強工法

シースルー耐震補強工法の概要

本工法は、格子ブレースを用いた鉄骨系補強架構によって、既存建築物を耐震補強する工法です。一般的な鉄骨ブレース補強では、鉄骨の重厚さから建築物のファサードや室内において、透過性や軽快感が失われる傾向にあります。本工法ではこれを解消するために、斜め格子状に補強部材を配置し、同じ開口率でもより高い視認性、開放性、透過性を確保し、軽快感を得られる形状としました。補強架構は、枠鉄骨(枠柱、枠梁)の中に、H形鋼を高力ボルトのスプリットティ接合により組み合わせた斜め格子状の補強部材を配置し、それらを補強接合部(間接接合部)を介して既存架構と一体化します。個々の補強部材にH形鋼の規格品を切断した小型部材を用いることで、構造的な補強要件だけを満足するだけでなく、意匠性や施工性も配慮された工法です。

建築技術性能証明

本工法は、構造性能確認実験によって、その性能が裏付けられています。また、(一財)日本建築総合試験所から建築技術性能証明を取得しており、第三者機関の耐震診断判定委員会においてスムーズな審査を受けることが可能です。

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