技術とソリューション
ARビューアは、iPadのアプリケーションである「GyroEyeViewer」を用いて、BIMモデルを表示することが可能です。BIMデータを縮小スケールにてAR表示することで、デジタル模型として映し出せます。また、リアルスケールにて表示することで、現実空間上での確認も可能です。システムの特徴としては、QRコードと組み合わせることで、データの読み込みから表示までをスマートに行なうことができます。また、設計段階の打ち合わせから施工段階の確認作業まで、幅広く活用されています。 |
図1 ARマーカーとQRコード |
工事現場では、BIMモデルを活用して電気や設備のデータとの統合を行い、関係者で納まりや干渉箇所の事前確認を行ったり、施工後の仕上がりイメージの共有しています。また、定例会議等で発注者や監理者など工事関係者への報告やプレゼンにも活用されています。
![]() 写真1 iPadによるAR表示での確認 |
![]() 写真2 現場での工事関係者による確認 |
ARシステムを幅広く普及させることで、工事関係者の多くが閲覧できる環境の整備を検討しています。また、BIMデータとの連携をさらに強化することで、ビジュアル的な表示だけでなく、建築生産の各段階で必要とされる属性情報も表示できる仕組み作りを進める予定です。
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