鴻池組では脱炭素社会の実現を目指し再生可能エネルギー事業へ積極的に取り組んでいます。
●本事業にご関心をお持ちの自治体・公的団体等のご担当者様へ
鴻池組経営企画部企業戦略課(06ー6245ー6503)、または、コーポレートサイトお問合せフォーム(https://www.konoike.co.jp/request/)よりお問合せください。担当者から連絡いたします。
「鴻池組では脱炭素社会への貢献も目的とする再生可能エネルギー事業へ積極的に取り組んでおり、そのひとつとして神戸市水道局の東灘第1低層配水場小水力発電事業をスタートさせています。
2020年6月より発電を開始した当発電事業は、神戸市から該当部分を借用し、配水場内の浄水タンクから配水池に送水される安定した水流に、小型の水力発電設備を設置し発電するものです。
小水力発電とは、一般河川、農業用水、砂防ダム、上下水道などの既存の水流の落差と流量をエネルギーとして有効利用するもので、10,000kw以下の発電出力のものをいいます。
既存の水流を利用するため、昼夜問わず年間を通じて安定した発電が可能です。
【神戸市東灘第1低層配水場小水力発電の概要】
所在地 :兵庫県神戸市東灘区
地主 :兵庫県神戸市
発電設備区分:水力発電設備
発電出力 :49.9kW
水車発電機
鴻池組は、1939(昭和14)年以来、隠岐諸島で建築・土木工事に携わり、隠岐の島町でも工事を多数手がけてきました。その隠岐の島町では、近年脱炭素社会の推進や持続可能な街づくりを通した地域活性化を進める施策を打ち出しています。鴻池組はそれに賛同し、2022年6月には隠岐の島町と「再生可能エネルギーの推進等に関する包括協定」を締結。再生可能エネルギーによる発電事業を継続して進めていくことを鴻池組の目標とし、隠岐の島内で地方創生や地産・地消を目的とする分散型エネルギー開発(小水力発電、バイオマス発電)を隠岐の島町のみなさんと共同で進めてきました。
その具体方策の一つとして、中国電力ネットワーク株式会社より南谷発電所などの譲渡を受けました。南谷発電所は鴻池組が隠岐の島町で取り組む再生可能エネルギー事業を推進する第一歩となるものです。
【南谷発電所諸元(リプレイス後)】
発電所名 :南谷発電所
設置場所 :島根県隠岐郡隠岐の島町布施
発電型式 :ダム水路式 縦軸ペルトン水車(イタリアのIREM社製)
最大出力 :99.1kW ※布施地区に暮らす世帯のうち半数以上の使用電力をまかなえる発電量
発電使用水量:0.195m3/s
最大有効落差:71.23m
取水堰堤高 :9.00m
取水堰堤長 :48.00m
水系・河川名:春日川水系春日川
開所式に関係者が集う
南谷発電所(全景)
鴻池組は兵庫県美方郡香美町小代区において、2024年5月から発電所の営業運転を開始しました。
香美町で小水力発電による地域活性化を目指して活動する香美里山再生協議会様の誘致を受け、脱炭素社会実現への貢献として再生可能エネルギー事業を推進する観点から取り組んできたものです。
本発電所は鴻池組として初めて構想段階から携わった水路式小水力発電所です。
最大出力は199.9kW、年間約1,000MWh (一般家庭250世帯分)の発電を予定しています。
【小長辿発電所諸元】
・水系河川名 :矢田川水系桂川
・位置 :兵庫県美方郡香美町小代区久須部
・発電形式 :水路式
・水車型式 :縦軸ペルトン水車
・最大出力 :199.9kW
・発電使用水量:0.115m3/s
・最大有効落差:208.7m
・水路延長 :2,003m
小長辿発電所(建屋外観)
発電所の営業運転を開始
より多くの方に再生可能エネルギーや鴻池組の取り組みについて知っていただけるように、発電所カード・ダムカードを製作しています。
希望される方にお一人様1枚ずつお渡ししていますので、下記配布のご案内をご確認ください。
なお、郵送での対応は行っておりませんのでご了承ください。
【配布のご案内】
●東灘小水力発電
カードの内容:鴻池組オリジナル仕様の発電所カード
配布場所:株式会社鴻池組 経営企画部企業戦略課
大阪市中央区北久宝寺町3-6-1 本町南ガーデンシティ12F
電話番号 06ー6245ー6503
●南谷発電所・油井発電所
カードの内容:両発電所内 取水堰堤のダムカード
配布場所:隠岐グリーンパワー合同会社(http://okigp.co.jp/)へお問合せください。