技術とソリューション

運搬中の生コン性状がわかるプローブシステム

生コン試料を採取することなく、アジテータ車ドラム内に積載した状態で、随時フレッシュ性状を確認することができます。

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技術の概要

プローブシステムは、プローブ(ひずみ計と温度計を内蔵)をアジテータ車ドラム内に取り付け、ドラムの回転に伴いプローブが生コンを通過する際の圧力からスランプやコンクリート温度を測定します。 本システムでは、生コン試料を採取することなくドラム内に積載した状態で、フレッシュ性状を確認することができ、全量管理が可能となります。待機中のスランプロスを随時把握できるため、打込み中の不具合を未然に防ぐことができます。

※本システムの適用性に関する実験検討は、プローブシステム共同実験研究会(幹事会社GNN Machinery Japanを含む生産会社6社および施工会社11社より構成)により実施しています。

適用工事における効果

土浦労働総合庁舎(16)建築工事において、上部躯体コンクリート全てに初めて適用しました。本システムを用いることにより、運搬時間や気象条件などに左右されやすい生コンのフレッシュ性状を、出荷から荷卸し完了まで随時確認することができ、得られたデータを出荷工場へフィードバックすることで安定したフレッシュ性状を確保できることから、高品質な躯体の構築につながりました。

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