技術とソリューション

大開孔基礎梁工法

構造上必要な耐力を確保しながら、基礎梁せいを開孔径の2.5倍に低減できます。

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(a) 在来工法(H/D≦1/3)            (b) 大開孔基礎梁工法(1/3<H/D≦1/2.5
在来工法との比較

技術概要

大開孔基礎梁工法(既製開孔補強製品を用いた基礎梁の大孔径貫通孔補強工法)は、構造上必要な耐力を確保しながら、基礎梁せいを開孔径の2.5倍に低減できる工法です。基礎梁の梁せいが設計から定まる場合においても、必要とする孔径の人通孔が設けられるようになるため、基礎部の掘削土量や基礎梁のコンクリート量の削減が可能になります。

特徴

開孔部の補強は、既製の開孔補強金物(ダイヤレン)を用いており、配筋の簡素化や作業性が良くなります。また、開孔部の左右には、集約されたせん断補強筋(孔際補強筋)を配筋し、開孔の上下部分ではキャップタイ付きU字形補強筋(開孔上下補強筋)を梁型に組むことによって、構造上必要な耐力を確保しています。

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開孔周囲配筋仕様

※本工法は、既製開孔補強製品を使用した大開孔基礎梁工法研究会(当社、清水建設、錢高組、東急建設、コーリョー建販)によって開発され、平成303月に一般財団法人日本建築総合試験所より建築技術性能証明(GBRC性能証明 第17-34号)を取得しています。

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