技術とソリューション
大開孔基礎梁工法(既製開孔補強製品を用いた基礎梁の大孔径貫通孔補強工法)は、構造上必要な耐力を確保しながら、基礎梁せいを開孔径の2.5倍に低減できる工法です。基礎梁の梁せいが設計から定まる場合においても、必要とする孔径の人通孔が設けられるようになるため、基礎部の掘削土量や基礎梁のコンクリート量の削減が可能になります。
開孔部の補強は、既製の開孔補強金物(ダイヤレン)を用いており、配筋の簡素化や作業性が良くなります。また、開孔部の左右には、集約されたせん断補強筋(孔際補強筋)を配筋し、開孔の上下部分ではキャップタイ付きU字形補強筋(開孔上下補強筋)を梁型に組むことによって、構造上必要な耐力を確保しています。
※本工法は、既製開孔補強製品を使用した大開孔基礎梁工法研究会(当社、清水建設、錢高組、東急建設、コーリョー建販)によって開発され、平成30年3月に一般財団法人日本建築総合試験所より建築技術性能証明(GBRC性能証明 第17-34号)を取得しています。
技術とソリューション