技術とソリューション
MRは、Mixed Realityの略で、「複合現実」と呼ばれている技術です。鴻池組では、MR技術を活用すべく、マイクロソフト社のホロレンズ(図1)を利用しています。MRは、BIMモデルや図面データ等をホロレンズを通して映し出すことで、現実世界にデジタル情報を複合させることができます。
![]() 図1 ホロレンズ(マイクロソフト社) |
![]() 写真2 MRによる模型型プレゼン手法 |
MRは、主にプレゼンテーションでの活用と、現場での位置確認に利用されています。プレゼンテーションでは、BIMモデルを模型サイズに縮小しテーブルの上に映し出す模型型(写真2)のプレゼン手法や、部屋の改修後のモデル(写真3)をリアルスケールで映し出し、プランを検討するプレゼン手法がよく利用されます。その他にも、鉄骨と設備の整合確認(写真1)や、図面データを使っての位置確認(写真4)等にも活用しています。
![]() 写真3 MRによるリアルスケールプレゼン手法 |
![]() 写真4 図面データを使っての位置確認 |
近い将来、複数のホロレンズで、同時に同じ映像を映し出すことが可能になると言われています。その仕組みを使い、遠隔地に居ながらプランを検討したり、意見交換を行ったりと、近未来の働き方につながる取り組みにも挑戦しています。