技術とソリューション
鴻池組では、ドローンを使った空撮や測量にも力を入れています。ドローンによる空撮では、圧倒的な臨場感やリアリティを映像として得ることができます。現場上空からの視点で映し出される映像は、お客様へのPRはもちろん、工事の進捗状況の確認や、工事記録(写真1、2)としても活用されています。
ドローンによる測量では、上空から少しずつ位置をずらし、重ね合わせるように、範囲にもよりますが、数十枚から数百枚の空撮写真を撮影します。これらの写真データを専用のツールを使い処理することで、計測範囲全体の写真と、 (写真3)その立体データ(図1)を作成します。作成された立体データを使い、差分による土量計算や、位置情報と連動させて測量することが可能となります。
![]() 写真3 空撮による敷地画像 |
![]() 図1 空撮写真からのモデル化 |
ドローンの技術は、空撮や測量に留まらず、荷物の運搬や、災害時の対応、インフラ維持管理等の幅広い分野での活用が期待されています。建設分野では、小型のドローンを使った狭いスペースでの点検作業や、高精度のカメラを搭載した、壁のひび割れ点検等への期待も高まっています。鴻池組でも継続してドローン技術の向上と取り組み拡張に挑戦していきます。
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