技術とソリューション

コネクトルーフ工法

都市交通の再構築アンダーパス技術

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コネクトルーフ工法の概要

従来の非開削アンダーパス築造工法ではパイプルーフを用いて地上の横断物を防護し、その下を掘削して築造する方法が主流です。
従来のパイプルーフはセクション継手にて横断方向に連結していますが、ローリングによる精度悪化や礫の噛み込み、蛇行による摩擦抵抗増加のため長距離や曲線施工が困難でした。また、セクションは中心軸付近の単列のため本体構造物とはなり得ません。このセクションに関する前記の課題をクリアし、本体構造物にも適用可能な工法がコネクトルーフ工法です。

特徴

◆ 押し出しエレメント方式による摩擦力低減
 セクションは押し出されるエレメント内に防護されるため、地中に露出する事がなく、礫噛み込みなどのトラブルを防止できるため長距離施工が可能です。セクション部にはあらかじめ止水・摩擦力低減を目的としたゲル状物質を充填しておきます。
◆ 押し出しエレメントと掘削機の複数回使用によるコスト低減
 本工法では本体壁厚のローリング制御性に優れた複数軸掘進機を使用し、エレメント毎に回収して再利用します。また、押し出しエレメントも到達順に回収して、次のエレメントに再接合させて複数回利用します。押し出されるエレメントがガイドとなり後続のエレメントの推進精度を向上させます。また、押し出されたエレメントの再接合の際に、先行設置したエレメントの寸法誤差を吸収するように寸法調整して接合させて併合時の離隔を確保できます。
◆ バーチカル曲線施工が可能
 本工法のエレメントを構成する推進函は、円筒形のRC推進管と同様の接続方式であり、セクションも非連続構造が可能なためバーチカル曲線施工が可能となり、立坑深さを浅くしてコスト縮減が図れます。


技術の詳細はこちら アンダーパス.pdfpdfファイルを開く

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