「いかり」の発想で大地にしっかり根を張り、建物の転倒や浮き上がりを防止します。
工法の概要
頭部で引張材に導入された緊張力がそのまま下部の定着体まで伝達され、定着体を 介してグラウトへ、さらに地盤へと伝達される圧縮型アンカーです。 引張材は、PC鋼より線をさらにより合わせた多重より線で、高密度ポリエチレンで 被覆されています。 引張材両端のネジ加工されたマンションでナットによってアンカーと構造物が定着されます。
主な特徴
- おもりとしてのコンクリートの増し打ちで対応する場合と比べ経済的です。
- 引張材のPC鋼線は被覆材とスライドパイプで二重防食され、耐久性に優れています。
- 圧縮型アンカーであるためグラウト材に引張力が発生せず、安定した力学性状を示します。
- 構造物との定着はナット・ネジ式であり、セットロスが少なく、再緊張も容易です。
- アンカー部材は工場にて製作・組立てを行いますので、安定した品質が確保されます。

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適用実績
東京や大阪の塔状建物(地震時の浮上り防止)などで
適用実績があります。
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適用建物 (所在地:大阪市)
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本工法は、(財)日本建築センターの地盤アンカー研究委員会の指導のもとに開発したものです。
PTC=Permanent ground anchor of Tible-Compression type(タイブルを用いた圧縮型永久地盤アンカー)
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