2025年10月15日 リリース
株式会社鴻池組(大阪市中央区 代表取締役社長:渡津 弘己)は、2025年日本国際博覧会(以下「大阪・関西万博」)会場における、EXPO ナショナルデーホールの建設で環境配慮型施工に取り組みました。この一連の取り組みが、2025年日本国際博覧会協会(以下「博覧会協会」)による「持続可能な取り組みに関する表彰」に選ばれました。
博覧会協会は、大阪・関西万博のコンセプトに「未来社会の実験場」を掲げ、すべての事業者に「持続可能性に配慮した調達コード」の遵守を求めています。その趣旨を鑑み、鴻池組ではEXPO ナショナルデーホールの施工を通じて工事に起因する環境負荷を低減させる取り組みを実施しました。
建設工事でのバイオ燃料活用、カーボンマイナスコンクリート二次製品の開発・採用といった実験的な取り組みをはじめ、温暖化対策、資源循環、循環経済を具体化する多様な取り組みを丁寧かつ熱意をもって行い、具体的な CO2 量削減などの効果測定を示したことや、それらを企業全体で推進している姿勢、その発信に努めている姿勢などが評価されました。
【バイオディーゼルの採用】
工事電力用の発電機燃料にバイオディーゼル(B100燃料)を採用しました。連動して、社員などから回収した廃食油を精製し、バイオディーゼル燃料として再生するプロジェクトを実施しています。 <関連リリース※1>
【廃プラスチックの資源循環】
廃プラスチックのリサイクル率向上に向けて、工事現場で発生する廃プラスチックのうちPPバンドを利用したマテリアルリサイクルに挑戦しました。発生した廃プラを原材料として3D プリンターで演台・司会者台を製作しています。<関連リリース※2>
【アクアメイク®を利用したサーキュラーエコノミーの実現】
工事敷地内のトイレから排出される汚水を高度かつ効果的に浄化し、水洗用に循環させて再利用する仕組みです。万博工事現場の事務所で利用することにより、し尿の運搬・処分に係る車両を削減できました。また使用過程では循環しきれない余剰水について、鴻池組が所属する積水ハウスグループのネットワークを活用し、積水ハウス兵庫工場の植栽用水としての受け入れが実現しました。<関連リリース※1>
【カーボンマイナスコンクリート二次製品の開発と採用】
鴻池組は、副生成物中のカルシウム源と排ガス由来のCO2を原料として建設材料用途に粒子制御された軽質炭酸カルシウムであるCCU(Carbon dioxide Capture and Utilization:CO2回収・利用)材料「Kcal」の開発と、これを混合したCO2吸収コンクリート『Kcrete N』の開発に取り組んでいます。万博工事現場ではCO2吸収コンクリート『Kcrete N』を試行適用しました。これはカーボンリサイクルによるSDGs達成に向けた取り組みです。 <関連リリース※3>
鴻池組はものづくりを通じて社会課題の解決に努めつつ、すべてのステークホルダーに持続可能な価値を提供し、建設業全体の未来に貢献できるよう努めてまいります。
※1 2025年 大阪・関西万博工事現場における鴻池組の取り組みについて―SDGs達成への貢献― (2024年2月15日付)
※2 万博会期中に使用する演台・司会者台を廃プラスチックで製作~建設現場のマテリアルリサイクルへの挑戦~ (2025年04月14日付)
※3 CCU材料『Kcal®(ケイカル)』を混合したCO₂吸収コンクリート 『Kcrete® N(ケイクリートN)』を大阪・関西万博に試行適用(2025年02月21日付)
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