ニュース

対話型生成AIシステム「AI-こうちゃん」を全役職員対象に導入

2024年08月29日 リリース

株式会社鴻池組(本社 大阪市中央区 代表取締役社長 渡津弘己)は、全役職員を対象に、対話型生成AIシステム「AI-こうちゃん」を導入し、社内運用を開始しました。「AI-こうちゃん」は、チャット形式での質問対応や文章生成機能など、幅広い業務支援を行います。
「こうちゃん」は、鴻池組社内SNSサイトのナビゲーターを担当しているキャラクターで、今回AIシステムのアシスタントキャラクターとして採用されました。


導入したシステムは、アマゾン ウェブ サービス (AWS)が提供する生成AI サービス Amazon Bedrockをビジネスで安全に活用するためのシステム実装例 (Generative AI Use Cases JP)を基盤とし、いくつかの機能を社内開発し、追加したものです。各種実装を一から構築するのではなく、公開されている内容を活用することによって、構想から約5か月で全役職員への導入を完了できました。また、本システムでは、Amazon Bedrockを活用することで、入力された内容がモデルに学習されることのない安全な仕組みとなっており、セキュリティとプライバシーの保護において対策を講じています。
実装機能は、こうちゃんとチャット形式でやり取りができるフリートーク機能に加え、事前に登録した社内文書を活用して回答を作成する機能、文章の再構築、要約、校正、翻訳などのテンプレート機能も備えており、社内文書の活用と業務の効率化が期待されます。そのほかには、トーク履歴のシェア機能も実装されているため、個人での活用事例を他の人に共有し、活用の輪を広げることも可能です。

本システムの導入にあたり、弊社では全役職員を対象にe-ラーニングの受講を必須としています。e-ラーニングでは、対話型生成AIシステムを業務で活用するための基礎知識や使用上の注意点などを学習し、適切な利用方法について教育を行っています。


今後、従業員の声を反映しながら本システムの機能改善と登録文書の追加・拡充を進め、さらなる業務改善につなげていく予定です。また、社内での対話型生成AIシステムの活用に向けた勉強会や情報発信にも取り組み、AI活用の裾野を広げ、業務効率化を推進していきます。
ニューストップへ