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2024年05月28日 リリース
株式会社鴻池組(本社 大阪市中央区 代表取締役社長 渡津弘己)は、「鴻池式 壁集約筋工法」を開発し、2024年4月8日に一般財団法人日本建築総合試験所から建築技術性能証明を取得しました。(特許出願中)
「鴻池式 壁集約筋工法」は、RC造耐震壁の煩雑な配筋工事において、簡素化と省力化を実現しました。これにより配筋工事の生産性を向上させるとともに、働き方改革をいっそう推進してまいります。
配筋工事の施工性向上と省力化に寄与する技術を検討するにあたって、着工後に工事現場の作業状況を確認しながら採否を決めることができるフレキシブルな工法であることを重視して取り組みました。そして、プレキャストコンクリート工法において広く採用されている技術を一部改良し、現場打ち工法へ応用したいと考えました。 |
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「鴻池式 壁集約筋工法」は、RC造耐力壁の壁筋を、これと同程度の鉄筋量を有するシングル配筋の鉄筋(集約筋)に集約する工法です。壁筋と集約筋はあき重ね継手によって接続します。
本工法を適用することで、従来は煩雑・困難であった壁配筋の施工性向上と品質確保を図ることが可能となりました。とくに、壁縦筋を大梁内に折り曲げ定着するケース、壁縦筋が梁貫通孔と干渉するケース、壁縦筋がSRC造の梁鉄骨と干渉するケースにおいて効果を発揮します。
また本工法は、設計完了後であっても、軽微な変更によって適用することができます。
今後は、幅広い案件に対して本工法を提案していきたいと考えています。
一般財団法人日本建築総合試験所 建築技術性能証明
GBRC性能証明 第23-32号(2024年4月8日付)
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