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鴻池組施工 生瀬トンネル(名塩道路)が完成しました

2024年02月21日 リリース

このたび、近畿地方整備局兵庫国道事務所が建設を進めてきた国道176号名塩道路(延長10.6km)のうち、生瀬トンネルを含む1.1km区間(西宮市名塩木之元~塩瀬町生瀬間)が完成し、2024212日に記念式典が執り行われました。当日は、国や県、市の関係者に加え、工事関係者や地元関係者ら約100名が参列しました。堤英彰兵庫国道事務所長による事業概要説明の後、テープカットとくす玉開披が行われ会場は歓声と拍手に包まれました。地元・塩瀬中学校の生徒からはビデオメッセージも寄せられるなど町を挙げて生瀬トンネル完成を祝しました。

名塩道路は現道の交通渋滞が慢性化しており、事故や災害時の交通確保など懸念される問題が多くありました。本工事はこれらの懸念を払拭し、渋滞の緩和や交通安全の確保、異常気象時の交通を確保するため、道路の拡幅とバイパス整備を進めてきたものです。
生瀬トンネル(施工時の工事名称:城山トンネル)は幅員10mの片側1車線。掘削はNATMで行われ、2020年1月より掘削を始め2022年2月に貫通しました。
河川(武庫川)や鉄道(JR福知山線)および鉄塔(関西電力)が近接する厳しい施工条件などを考慮し、近畿地方整備局で初めてECI(施工予定技術者事前協議)方式が適用されました。
2015年6月に完成した当社施工の名塩八幡トンネルに続き、今回の生瀬トンネル完成により、西宮山口町から宝塚市栄町までの10.6km全てが供用され、2024213日に交通切り替えが行われました。
今後は、引き続き当社がトンネル周辺の斜面の掘削、現道のかさ上げ工事や歩道整備等を進めて行く予定です。

交通切り替えが完了した生瀬トンネル

工事概要

工事名称:名塩道路城山トンネル工事

工事場所:兵庫県西宮市塩瀬町城山地先

工  期:20193月~20229

発注者名:国土交通省近畿地方整備局

施  工:株式会社鴻池組

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