2023年06月28日 リリース
株式会社鴻池組がサモア独立国にて施工した「ヴァイシガノ橋架け替え計画」が、国土交通省主催の第6回Japanコンストラクション国際賞を受賞しました。
国土交通省が、我が国の競争力の強化を図り、企業の更なる海外進出を後押しするため、2017年度より、「質の高いインフラ」を代表する海外建設プロジェクト、海外において先導的に活躍している中堅・中小建設関連企業及び個別の建設プロジェクトにとどまらない先駆的事業活動を国土交通大臣表彰として表彰するものです。今回は2023年6月20日に表彰式が盛大に挙行され、弊社社長の渡津弘己が表彰状を受領しました。
□主催者より、表彰式の模様がYouTubeにてアーカイブス配信されています。
【日本語版】
https://www.youtube.com/watch?v=0Z7lMQNbOJk
0:42:45~ 社長 渡津弘己が表彰状を受領
1:46:30~ 国際事業部 土木営業部部長 岩田文吾による本計画のプレゼンテーション
2:28:45~ 駐日サモア独立国大使館特命全権大使 シラ・ツアラウレレイ閣下によるスピーチ
【英語版】
https://www.youtube.com/watch?v=KMltpKVKuhw
0:42:45~ President Hiroki Watatsu received a certificate of commendation
1:46:30~ International Division Manager Iwata Bungo gave a presentationon this project
2:28:45~ H.E. Mrs.SILA・TUALAULELE Ambassador Extraordinary and Plenipotentiary Embassy of
the Independent State of Samoa gave a speech
サモア独立国の首都アピア市の幹線道路にかかるヴァイシガノ橋では、旧橋が長年の塩害を含めた経年劣化により2002年より大型車両の通行が禁止されている状況でした。さらに2012年のサイクロンでは、旧橋の迂回路となっていた橋が通行不能となり、主要幹線道路が機能不全に陥りました。そこで、より安全で災害に強い道路とすべく、このたびの架け替えが計画されました。
本工事では、流木対策や塩害対策を考慮して桁高を抑え、塩分の付着を抑制するためプレテンション式中空床版橋を採用。また、耐久性を確保するためのエポキシ樹脂塗装鉄筋やPC鋼材、シリカフュームを混和材とした高強度コンクリートを使用しています。
さらに、サモア国内の経済活動が循環するよう、協力会社としてサモア企業を採用しました。日本人指導者のもとで技術移転をはかりつつ、雇用機会創出にも寄与しています。
一連の取り組みは、日本とサモアの友好を象徴する建設プロジェクトとして高く評価されています。
橋長75m
上部工: PC3径間連結プレテンション方式中空床版橋
下部工: 逆T式橋台及び小判型壁式橋脚
基礎形式:場所打ち杭
取付道路工:計 424.5m
そのほか :護岸、護床工など
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