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隠岐の島町と再生可能エネルギーの推進等に関する包括協定を締結

2022年06月30日 リリース

株式会社 鴻池組(大阪市中央区 代表取締役社長 渡津弘己)と島根県隠岐の島町(町長 池田 高世偉)とは、再生可能エネルギーの推進等に関する包括協定を締結しました。

本協定は、隠岐の島町の目指す地域の脱炭素推進および持続可能なまちづくりの趣旨に、当社が賛同し実現したものです。当社は持続可能な社会実現への貢献のため、積極的に再生可能エネルギー事業に取り組んでおりますが、今後は隠岐の島町との相互連携のもと、バイオマス発電、小水力発電をはじめとした事業の推進を通して、隠岐の島町の活力ある地域づくりや、未来を担う人材育成、災害に強いまちづくりなどに取り組んでまいります。

■包括協定の要旨

鴻池組と隠岐の島町は、隠岐の島町における再生可能エネルギー事業等の推進のため、

次の事項について、連携して取り組みます。

(1)再生可能エネルギーの推進に関すること

(2)災害に強い安心できるまちづくりに関すること

(3)次世代の環境教育に関すること

(4)上記のほか、本協定の目的を達成するために必要な事項に関すること

当社は隠岐の島町内におけるバイオマス発電事業と小水力発電事業の施設開設にむけた準備に着手するなど、持続可能な社会実現への貢献を果たしてまいります。

■バイオマス発電事業の概要

近年の豪雨災害等では、林地残材が崩壊土砂とともに流出し、二次災害を引き起こす要因となっています。当社では隠岐の島町内の間伐材や林地残材などの木質バイオマス資源を原料とする木質ペレットを用いた、小型ガス化発電事業を推進してまいります。林地残材の流出防止対策や有効活用を進め、災害に強い森林づくりだけでなく、エネルギーの地産地消による隠岐の島町の地域活性化に取り組んでまいります。

■小水力発電事業の概要

2022年4月27日、中国電力ネットワーク株式会社との間で、同社が所有する島根県隠岐の島町内の南谷発電所および油井発電所の譲渡契約を締結いたしました。2022101日付で本発電所の所有権移転を行ったのち、2023年4月より水車、発電機等のリプレイス工事を実施し、2024年から新たな発電所として運用を開始します。

〇南谷発電所

・水系河川名  春日川水系春日川

・位置  島根県隠岐郡隠岐の島町布施

・発電開始年月 昭和219

・最大出力   100W

〇油井発電所

・水系河川名  油井川水系油井川

・位置    島根県隠岐郡隠岐の島町油井

・発電開始年月 昭和263

・最大出力   200W

■調印式の挨拶要旨

隠岐の島町 池田高世偉 町長

(あいさつ要旨)

古くから隠岐の島町で多くの建設工事を手掛けてきた鴻池組様と地域活性化を目的とした包括協定を締結できることを大変うれしく思う。本町でも持続可能な隠岐の島町を目指すため、「地球温暖化対策実行計画」策定など明確なビジョンを示していく。『「良かった」が響くまち 隠岐の島』を目標に、活力ある地域づくり、子どもたちの人材育成を図りつつ、災害に強いまちづくりなどに、鴻池組様と連携し取り組んでいく。

株式会社鴻池組代表取締役社長 渡津弘己

(あいさつ要旨)

隠岐の島町様の持続可能なまちづくりを通した地域活性化への取り組みをお手伝いすることとなり、ワクワクするような期待感がある。当社はSDGsの目標達成に向けた取り組みとして、再生可能エネルギー事業に注力しているが、今後、隠岐の島町様と連携のもと、町内のバイオマス発電事業と小水力発電事業を推し進め、カーボンニュートラル社会の実現に貢献していきたい。


締結式の様子

以 上

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