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BIMシステム初のMC建機用データを生成しその精度を確認

2020年12月14日 リリース

株式会社鴻池組(大阪市、社長 蔦田守弘)と日立建機株式会社(東京都台東区、社長 平野耕太郎、以下 日立建機)、福井コンピュータアーキテクト株式会社(福井県坂井市、社長 佐藤浩一、以下 FCA)は、ICT土工のさらなる高度化と生産性向上を図るため、建築用BIMデータを変換することでMC(マシンコントロール)建機との連携をスムーズに行える技術を実証しました。

従来、MC建機により掘削工事を行う場合、BIMモデルデータだけでなく、掘削用の2次元データや3次元データを作成し、MC建機用のデータ(LandXML形式)に変換して受け渡す必要がありました。このデータ作成などの前作業に多くの手間がかかることが、MC建機の普及を阻害する要因の一つでもありました。
今回の実証は、大阪市内で建設中の新研究施設「(仮称)KONOIKEテクノセンター」の掘削工事において、日立建機社のICT油圧ショベル(ZAXIS135USX-6)を用いて行いました。FCA社の「GLOOBE Construction」に実装された新機能を活用することで、鴻池組が作成したBIMデータを「LandXML」へ容易に変換することができ、データ作成手間を大幅に削減できました。なお、MC建機による掘削後の計測では、実用に十分な精度が確保できたことを確認しました。
今後も「(仮称)KONOIKEテクノセンター」の建設において、引き続き先進技術の活用による施工管理の高度化や生産性向上にチャレンジしてまいります。


以 上

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