真空圧密技術協会 第10期 定時総会 開催
2008年06月18日 リリース[その他]
株式会社 鴻池組
真空圧密技術協会(埼玉県富士見市、TEL/FAX049-252-4210、http://www.nandh.jp、設立1999年4月)は17日、江東区南砂の(株)鴻池組東京本店において2008年度の総会を開催して、2007年度の事業報告・決算報告を行うとともに、今年度の事業計画案を審議・了承した。
本協会は、N&H強制圧密脱水工法(改良型真空圧密工法)の調査・設計法の確立や施工技術の改良・品質向上に取り組み、工法の普及・発展を図ることを目的に、積極的な活動を展開している。昨年度は、気水分離方式による高真空N&H工法の普及展開が進み、その適用現場において高品質な改良効果を発揮し、優れた軟弱地盤改良工法としての評価が定着されてきた。
今総会で新しく選出された吉見憲一会長((株)間組 取締役常務執行役員 技術・環境本部長)が挨拶し「高真空N&H工法は、気水分離方式の採用による優れた改良効果に対し、2006年に土木学会技術開発賞受賞、国土技術開発賞入賞という名誉ある評価をいただき、その後もさらなる研鑽を続けた結果、今日では本工法が真空圧密工法の分野をリードする技術水準にあるとの評価をいただいている。お陰様で、施工実績も、協会を設立した1999年からの9年間で90件、改良体積で650万m3に達している。環境に優しく経済性に優れた高真空N&H工法が、今後ますます社会に役立つ工法として定着するようにしたい。」と語った。
補足
N&H強制圧密脱水工法
本工法は、真空圧を利用した地盤改良工法であって、優れた改良効果と経済性が認められている工法です。真空圧を利用した地盤改良工法は、過去、大気圧工法などと呼ばれ、実用化が試みられましたが、真空装置や材料、気密性の確保などに課題があり、20年余り休眠工法となっていました。 本工法はそのような課題を解決したもので、1992年以来、実工事の中で地道な改良を重ね、気密シート・ドレーン材・真空駆動装置など本工法特有の専用機材の開発によって、近年、実用化されたものであります。
2004年度には、気水分離方式による高真空施工システムを標準化し、「高真空N&H工法」としてさらなる高性能化を確立しました。1992年の実用化以降の施工実績は170件、改良体積では約800万m3にも達しています。
協会員(50音順、13社)
青山機工株式会社 | 株式会社片平エンジニアリング | 株式会社鴻池組 |
清水建設株式会社 | 大成基礎設計株式会社 | 大豊建設株式会社 |
株式会社竹中土木 | 株式会社ダイヤコンサルタント | 東京コンサルタンツ株式会社 |
株式会社東京ソイルリサーチ | 日鉄鉱コンサルタント株式会社 | ハザマ(株式会社間組) |
丸山工業株式会社 |
以 上
新しく選出された吉見憲一会長 |