鴻池組の環境ソリューション
鴻池組は1975年に環境修復分野に関する基礎研究を開始し、1992年に工場跡地の土壌浄化などへの取り組みを業界に先駆けてスタートさせました。
これまでさまざまな汚染物質に対して土壌浄化を行った実績と高度な技術を積み重ね、土壌だけでなく水質汚染対策や、災害廃棄物処理にも数多く取り組んでいます。
鴻池組では土壌・水質浄化、再生可能エネルギーなどの分野において、調査段階から計画・設計、施工、運用、アフターサービスに至るまで一貫したソリューションを提供しています。
環境ソリューション
鴻池組が提供する環境ソリューションの一部をご紹介します。
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環境浄化(土壌・水)
土壌汚染に対するソリューションについて
工場跡地などの土地の再開発では、有害物質の漏出や埋設された有害な廃棄物などにより、重金属、揮発性有機化合物などによる土壌汚染のリスクがあります。その汚染された土壌を直接摂取したり、汚染された土壌から有害物質が溶け出した地下水を飲用することなどにより、人の健康に影響を及ぼすおそれがあることから2002年に土壌汚染対策法が制定されました。
土壌汚染対策は汚染の種類や状況に応じて様々な技術を適用させる必要があるため、鴻池組では調査結果を踏まえて豊富な実績と技術メニューから最適な対策計画をご提案します。調査
汚染が存在するリスクを判断するため、土地謄本や航空写真などの公的資料から事業者が保有する資料まであらゆる情報をもとに地歴調査。汚染の疑われるポイントを設定し合理的に汚染調査を実施します。 ●鴻池組は環境省から指定された土壌地下水汚染の指定調査機関です。
指定番号:2003-8-2041計画・設計 ⇒ 施工
汚染の状況や周辺環境などに応じて、豊富なラインナップから最適な浄化技術と施工方法を提案します。
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土壌洗浄
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ジオスチーム™法
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バイオレメディエーション
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固化・不溶化処理
水質汚染に対するソリューションについて
全国には短径100m以上の湖や沼が約11,600個あると言われています。これらの湖沼の水質は海域や河川に比べ水質環境基準の達成率が低く、特に富栄養化による利水障害が深刻になっており、淡水赤潮やアオコの発生、上水道のろ過傷害や異臭味などの問題が生じています。これらを解決する技術についてご紹介します。
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浚渫
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脱水固化
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ウルトラファインバブルによる水質浄化技術
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廃棄物処理
埋立廃棄物・災害廃棄物処理に関する取り組みについて
地中に埋まった不法投棄廃棄物や巨大地震や豪雨の被害によって発生する災害廃棄物は、周辺環境が悪化していくことから早期に適切に選別撤去を行うことが求められます。
鴻池組では、永年培ってきた環境技術を活かして埋立廃棄物や災害廃棄物処理にも積極的に取り組んでいます。
東日本大震災では、被災した5自治体で災害廃棄物の処理業務に携わり、その一つである多賀城市では、被災したすべての自治体の中で最も早く中間処理を完了させることができました。-
埋立廃棄物の選別
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圧縮梱包
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高分子系改質材による高精度分別
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多賀城市災害廃棄物処理
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広島市災害廃棄物処理
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熊本市災害廃棄物処理
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再生可能エネルギー
脱炭素社会への貢献を目的として、再生可能エネルギーの導入が地方自治体や民間企業で広がりを見せており、特に固定価格買取制度(FIT)の施策と合わせた民間活力の導入による発電事業が全国で活発化しています。
鴻池組ではゼネコンとしての総合力を活かした発電施設建設における建設ソリューションの提供はもちろんのこと、地域活性化や地産地消をテーマとした発電事業の運営も行っています。発電事業への取り組み
- 公共配水場小水力発電事業
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神戸市水道局公募の東灘第1低層配水場小水力発電事業に当社が運営事業者として選定され、2020年6月より発電をスタートさせています。
配水場内の地下弁室に小水力発電設備を設置し、固定価格買取制度(FIT)を利用した発電事業を行うものです。
既存の水流を利用するため、昼夜問わず年間を通じて安定した発電が可能です。
詳細はこちら
水車発電機
建設ソリューションの提供
鴻池組はゼネコンとしての総合力を活かし、各種発電施設の設計・工事を事業主より請負い、発電事業のサポートを行っています。
再生可能エネルギー事業ではイニシャルコストが大きな課題となりますが、工期の短縮や発電装置の設置コスト削減などにより総事業費の削減に貢献します。-
- メガソーラー発電
- 有田太陽光発電所(和歌山県有田市)
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- 水力発電
- 長殿発電所(奈良県吉野郡)
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- 風力発電
- 北条砂丘風力発電所(鳥取県東伯郡)※北栄町HPより
- 環境浄化(土壌・水)
- 廃棄物処理
- 再生可能エネルギー
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