- 2023
- マンション・集合住宅
グランドメゾン大須ザ・タワー
OUTLINE
環境と調和する、ZEH-M oriented認証のタワーマンション
多様な歴史・文化が集積する名古屋市大須エリアに建設された、18階建、152戸のタワーマンションである。ZEH-M orientedの基準を達成すべく、省エネ性能の向上に配慮した設計を行った。
SOLUTION
環境との約束
住宅性能評価の環境性能において、最高等級を取得。建築物環境配慮制度(CASBEE名古屋)はAランクを取得し、建築物省エネルギー性能表示制度（BELS）の5☆も取得している。
お客様との約束
住空間を極力広げる為、構造体を外部側に設ける「アウトポール」を採用。その為、建物外観はグリッドを強調する方向で検討し、2階までは石貼等による重厚な構えとし、3階以上は垂直に伸びるラインを強調したデザインとした。中間に水平のボーダーラインを組み合わせて緩やかに分節し、周辺環境との調和を図った。
共用部はモノトーンをベースとした落ち着いた佇まいの中に、リズム感のあるディテールやポイントにカラーを取り入れ、贅沢な空間を創出した。2～15階は各階10戸、16～18階は各階6戸の住戸を構える。センターコア配置に加え、法52条8項の容積率緩和を活用した設計を行った。
DATA
| 建築主 | 積水ハウス株式会社 名古屋ﾏﾝｼｮﾝ事業部 |
|---|---|
| 所在地 | 名古屋市中区 |
| 設計 | 意匠：高井 市朗・樋口 展寛 構造：安野 郷・山﨑 航一 設備：竹鼻 紫 |
| 構造・規模 | 延床面積：14,479.38㎡ 構造：鉄筋コンクリート造 規模：地上 18 階 |
| 竣工年月 | 2023年1月 撮影：㈱エスエス |
約60ｍの建物高さだが、外壁カラーをモノトーンとし、周囲環境に馴染む外観を創出。
白と黒を使い分け、4層おきに小リブを設ける事で、建物のボリューム感を軽減。
メインエントランスは、石貼や意匠金物等で設え、正面性を演出。
角度の異なる短冊上のフレームを駆使し、やわらかい光を創出。 通路奥には、アイストップとなるアートを展示。
きらめきを表現した照明のある、落ち着きのある配色のラウンジ空間。 階段下にはギミックの暖炉を設置。
石貼やタイル、ブラックミラー等、素材に拘った、落ち着きのあるEVホール空間。
社会のニーズを踏まえ、共用部に仕事等で使用できるスペースを創出。
仕上材や水廻りの金物や製品に拘り、ゲストを迎えるにふさわしい空間を創出。
共用廊下には絵画が展示されており、アートを日常でも感じられる空間となっている。
スリット照明のあるユニット化した住戸番号サインを各住戸アルコーブに配置。
角住戸には開放感のあるコーナーサッシを採用し、名古屋市内を一望できる。