- 2023
- オフィス・庁舎
LEX西大路ビル
OUTLINE
ブランドイメージと京都らしさを体現する、和モダン建築
JR西大路駅前にあった京都トヨペット株式会社が運営するLEXUS西大路を、親会社の株式会社協和キャピタルによるオフィスビル計画の下層階へ新規移転するにあたり、オフィスビルおよびディーラー店舗・整備工場の複合ビルの設計を担った。立地は、京都中心部を南北に貫く西大路通沿いの五条通から南へ下った場所に位置する。
SOLUTION
お客様との約束
外観は「LEXUSが映える建物に」を合言葉に、マテリアルやデザイン一つひとつをLEXUSが持つラグジュアリーイメージへつなげることに注力しながら「車好きが見てカッコいい和モダン建築」を目指した。上層階には連続する大庇を設け、日中は陰影で生まれる奥行き感を表現。夜間は軒裏に光源を隠してライトアップを行い、柔らかく温かみのあるイメージを創出している。
店舗内部はトヨタ自動車の施設基準に沿いながらも、要所には京都らしさの本質を究めたパーツを散りばめたデザインを施した。オフィスビルのエントランスや共用部も、京都らしさを感じるデザインを採用し、外観との調和を図った。
DATA
| 建築主 | 株式会社協和キャピタル |
|---|---|
| 所在地 | 京都市右京区 |
| 設計 | 意匠：井上 和彦・脇 拓也 構造：山本 博之・田中 潤 設備：平田 啓悟 |
| 構造・規模 | 延床面積：11,223.28㎡ 構造：鉄骨造・地下鉄筋コンクリート造 規模：地上5階・地下1階 |
| 竣工年月 | 2023年4月 撮影：㈱写真通信 |
大庇を積層させ陰影をつくるファサード
ファサード（夜景）
2層吹き抜けの開放的なショールーム
ガラス光壁をもつコンサルティングデスク
車体が映えるアクセントウォールを配したプレゼンテーションルーム
アート展示スペースをもつオーナー専用フロアEVホール
オーナーズラウンジ（１）
オーナーズラウンジ（２）
コンサルティングデスク（個室）
ストール
京都らしいエレメントで構成される奥行感のあるオフィスアプローチ
大谷石を配した温かみのあるエントランスホール
事務室
RC本実打放し大庇下の縁側のような屋上デッキスペース