クボタミャンマー新本社工場(KMCL NEW HEADQUARTER CONSTRUCTION PROJECT)

OUTLINE

事業拡大に対応する、サービス・組立拠点

• #大空間
• #ルーバー
• #メカニカルバルコニー
• #環境共生

農機大手の株式会社クボタの販売子会社の新本社および物流拠点を、ミャンマー最大の都市ヤンゴン中心部より南東23kmに立地するティラワ経済特区に建設した。ミャンマーの重要産業である農業振興に貢献し、サプライチェーン効率化やサービス体制強化により事業拡大を推進するため、旧本社・物流機能を移転集約させた。

SOLUTION

環境との約束

高温で日射しの強いミャンマーの気候に対して、窓の外面にダブルスキン状に鋼製ルーバーを設置し、メカニカルバルコニーを形成して、空調の効率化と熱負荷低減を図った。また、ランダムに配置したルーバーは透けるトンボの羽をイメージし、農業や自然との共生を支援する企業姿勢を表現している。

お客様との約束

農機の組立場がメインとなる工場には、部品ストック、試運転ヤード、トレーニングセンターなどを併設している。20m×20mの大スパン架構で、フレキシブルな部門レイアウトを可能にした。本社建物は、機能的な事務空間、上質な接客空間、居心地の良い従業員用空間で構成される。吹き抜けのメインエントランスは受付と展示スペースとなっており、木目調のバーで壁と天井を幾何学的に演出している。アプローチ路沿いには石庭や櫛引き壁などの和テイストを加え、日系企業らしさを醸成した。