- 2017
- 生産・物流施設
レッドウッド加須ディストリビューションセンター
OUTLINE
BCP対応や利便性に配慮した最新鋭の物流施設
本計画は埼玉県加須市の東北自動車道加須インターから約3.4km の工業団地内に位置し、首都圏自動車連絡道にもスムーズにアプローチ可能な事から埼玉県内をはじめとした首都圏全域への広域配送拠点として高い利便性を誇るマルチテナント型物流施設である。
SOLUTION
社会との約束
BCP対応として非常用発電機や燃料タンクを備え、乗用エレベーターに停電時継続運転機能を導入した。
環境との約束
環境・省エネ対応として全館LED照明を採用し、屋根全面に太陽光パネルを設置。環境負荷とランニングコストの低減に寄与した。
お客様との約束
敷地の形状に応じて建物を一部雁行させ、敷地の有効活用を図るとともに、北側トラックヤード幅を最大限確保した。北側道路に面するメインゲートはINとOUTを分離して入出庫車の渋滞を緩和し、周辺道路に配慮した。 倉庫は片側バース形式とし、縦動線は3.5t荷物用エレベーター6基、台車・パレット兼用の垂直搬送機2基を備え、将来のテナント変更にもフレキシブルに対応可能な計画とした。また、倉庫は避難安全検証法の適用により、居室としての利用も想定している。建物外観は、レッドウッドシリーズのデザインコンセプトに沿い、レッドと濃淡グレーをアクセントカラーに採用。リズミカルな縦ボーダーを用いてメリハリのある色彩構成とした。エントランスホールやエレベーターホールは外部のイメージを踏襲したデザインとした。
DATA
建築主 | RW加須特定目的会社 |
---|---|
所在地 | 埼玉県加須市 |
設計 | 意匠:阿部尚 構造:青木研 設備:川原淳一 |
構造・規模 | 延床面積:33,725.66㎡ 構造:鉄骨造 規模:地上4階 |
竣工年月 | 2017年1月 撮影:和知彩子 |