- 2017
- マンション・集合住宅
名取市閖上地区集合災害公営住宅(第1期)
OUTLINE
地区で最初に完成した、集合型災害公営住宅
東日本大震災により沿岸部を中心に甚大な被害を受けた名取市では、多くの被災者が仮設住宅での生活を余儀なくされていた。一刻も早い被災者の生活再建のため、安全・安心な居住空間の整備を目的とした公募型プロポーザルが実施され、当社を代表者とする共同企業体が選定された。建設地は「閖上地区被災市街地復興土地区画整理事業」により海抜5mまで嵩上げされた区域にあり、地区内で最初に完成した集合型の災害公営住宅である。その後2019年まで3期に分けて、計7棟285戸の集合住宅が建設された。
SOLUTION
社会との約束
建物内外は、バリアフリーを基本とした人に優しい設計となっている。また、広場や井戸端コーナーなど、住民のための多様なコミュニティ施設が整備されている。屋上は津波避難場所となっており、壁面や敷地各所に誘導サインを配置し、円滑な避難のための工夫を施した。
お客様との約束
外部廊下およびバルコニーは躯体床版の先端部分をPC化することで、安定した施工精度を確保しながら工期短縮を図った。
DATA
建築主 | 宮城県名取市 |
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所在地 | 宮城県名取市 |
設計 | 意匠:樋口達也・西條公晴 構造:新藏良太 設備:生方修 |
構造・規模 | 延床面積:12,013㎡(4棟・140戸)) 構造:鉄筋コンクリート造 規模:地上6階 |
竣工年月 | 2017年7月 撮影:GlassEye Inc./海老原一己 |