- 2019
- 医療・福祉施設
鈴鹿中央総合病院
OUTLINE
高度医療の充実と患者・スタッフの快適性を高める空間づくり
1993年に現在地に新築移転されて以来、鈴鹿市の拠点病院としての役割を果たしてきた鈴鹿中央総合病院。がん医療、救急医療を中心とする高度医療の充実と診療機能の効率化を目指し、旧厚生棟を解体して新診療棟(北館)に建て替えた。工事完了および機能移転後、本館内で救急センター、中央処置室、呼吸器センター、売店などの改修工事に着手し、医療機能の充実を図り、患者およびスタッフの快適性を高める空間づくりを行った。
SOLUTION
お客様との約束
新診療棟(北館)は、1階リハビリテーション科・内視鏡センター、2階職員エリア、3階外来化学療法室・血液浄化センター、4階緩和ケア病棟で構成される。既設本館とは1階~3階で接続され、機能連携が取られている。長期間の治療やリハビリが想定される部屋は明るさや開放感をもたせながらも、患者プライバシーにも配慮した空間づくりを心がけた。緩和ケア病棟は、病室・共用部ともに木調の仕上がりを採用。穏やかに治療にのぞめる落ち着いた空間とし、スタッフの作業性や機能性にも配慮したしつらえを整えている。
DATA
建築主 | 三重県厚生農業協同組合連合会 |
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所在地 | 三重県鈴鹿市 |
設計 | 意匠:臼井明夫 構造:大橋芳郎 設備:合田茂樹 |
構造・規模 | 延床面積:5,493.40㎡(新診療棟(北館)分) 構造:鉄骨造 規模:地上4階 |
竣工年月 | 2019年9月 撮影:㈱写真通信 |