免震構法の概要と特長
免震構法は、建物に免震装置を設けることで地盤と建物を絶縁し、地震の揺れが建物に伝わらないようにする技術です。地震時には建物の損傷を防ぐだけでなく、ゆっくりと揺れるため家具も倒れず、設備機能も維持されます。地震の直後でも機能を維持したい電算センター、防災拠点となる公共施設、病院から高層マンションまで様々な用途の建物に採用されています。
免震部材とディティール
最適な免震部材の選択
鴻池組では、建物の形状や用途に応じた最適な免震部材の組み合わせを提案します。
- 天然ゴム系積層ゴム
- ゴムと鋼板を交互に重ねた免震部材です。建物を支え地震時に柔らかく変形します。
- 鉛プラグ入り積層ゴム
- 積層ゴムに鉛プラグを入れた免震部材です。ダンパーとアイソレータの二つの役目を果たします。
- 弾性滑り支承
- 鋼製のベアリングで建物を支えます。レール上を滑り、高い免震効果を発揮します。大きな引張り力に対応できる免震部材です。
- 直動転がり支承
- 鋼製のベアリングで建物を支えます。レール上を滑り、高い免震効果を発揮します。大きな引張り力に対応できる免震部材です。
- オイルダンパー
- オイルが流れる時に生じる抵抗力を利用したピストン状のダンパーです。地震時の建物の揺れを早く収束させます。
- 鋼棒ダンパー
- バネ状に曲げた鋼棒を組合わせたダンパーです。地震時の建物の揺れを早く収束させます。
ディティールの提案
免震建物では、地盤と建物を絶縁する為の様々な工夫が凝らされています。豊富な経験から最適なディティールを提案します。
- 玄関階段例
- 階段を片持ちスラブとし、免震構造を意識させない収まり。
- 共同住宅1階例
- 免震スペースに緑地帯を設け外構とのクリアランスを確保。
企画から維持管理まで
実績に裏付けられた技術でサポートします
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