省エネ補助金の活用と「エコのソムリエ」による改修工事の提案

省エネ補助金の活用提案

省エネ効果の高い改修工事や設備の導入に対して国や自治体が補助金制度を設けています。補助金を利用することにより、資金の負担を抑えて改修工事を行うことができます。

対象の改修工事には、建築では窓の二重サッシ化、断熱性の高い高性能ガラスへの交換、屋根や外壁の断熱性能の向上などが想定されています。設備の改修では空調機などの高効率機器への更新、LED照明や太陽光発電の導入などです。

当社では改修内容にあった補助金の活用をお客様に提案しています。平成23年度は「建築物省エネ改修推進事業(国土交通省)」や「建築物節電改修支援事業補助金(経済産業省)」の活用を提案し、補助対象事業費の1/3(改修内容、補助金によっては1/2)の補助金が交付されました。

 

「平成23年度建築物省エネ改修推進事業(国土交通省)」を利用した工事例

築40年の事務所に、単板ガラスの窓をLow-E複層ガラスに改修し、断熱のない外壁と屋根に外断熱工法による断熱を施す工事を行いました。改修工事費用の6000万円に対して、1/3の2000万円の補助金が交付されました。

省エネ効果簡易算定ツール「エコのソムリエ」

「エコのソムリエ」はお客様と対話しながら、省エネ効果が予測できるツールです。「エコのソムリエ」では年間消費エネルギー削減量、年間ランニングコスト削減量、年間排出CO2削減量が算出されるので、効果を数値予測しながら省エネ改修プランを作成することが可能となります。
 

 

  (大阪本店建築営業部リノベーショングループ 原 浩司 

 

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466号(2012年07月01日)