当社のシールド・推進技術

保有技術の紹介

高度な技術力と豊富な実績による大きな信頼

当社の取り組み

当社は、高水圧の海底下でシールドトンネルをドッキングさせる(ET11号参照)など、さまざまな技術開発に取り組み、その成果を残してきました。現在では、土木分野の他の工事と同様に、シールド工事・推進工事にもコスト縮減を目的とした施工の合理化や環境への配慮が大きく求められています。当社は、これらのニーズに応えるだけでなく、当社独自の技術を保有すべく技術開発を進めています。

シールド関連技術

シールドでは、従来であれば泥水式工法を使用する必要がある高水圧下を泥土圧式での施工を可能としたケミカル・プラグ・シールド(CPS)工法をはじめとして、現在のニーズである長距離・高速施工、二次覆工省略、異形断面、環境負荷低減等に対して、下表のような技術・実績を保有しています。

推進関連技術

推進におけるニーズである、巨礫を含む複雑な地盤条件への対応や長距離推進に対して、K-1推進工法協会に所属し、その中で技術開発を含め主導的に活動すると共に、困難な条件下での実績を保有しています。また、泥水クローズドシステムは泥水式のシールドと推進のいずれにも適用することができ、環境負荷低減 やコスト縮減を図ることができます。

関連技術

現在、シールドトンネルの非開削分岐・合流・拡幅技術や非開削アンダーパス技術も鋭意開発中です。また、シールドや推進工事では、発進・到達立坑にソイル セメント柱列壁等が使用されることがあります。このようなソイルセメントを使用する工事では建設汚泥の処理が問題となりますが、ソイルセメント高流動化技 術を使用することで、廃棄汚泥を低減できます(ET292号参照)。また、泥水シールド工事のように大量の余剰泥水が発生する場合は、泥水クロ-ズドシステムのほかに高圧薄層脱水システムによる泥水の脱水効率の向上や、MgOによる脱水ケーキのリサイクル化(ET417号参照)も活用できます。

(問い合わせ先) 
大阪本店 土木技術部 石倉 洋一 TEL:06(6244)3682 / E-mail:ishikura_yi@konoike.co.jp

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429号(2007年04月01日)