KONOIKE 2021

鴻池組は2021年、創業150周年を迎えます。ここまで150年、そして次の150年へ。鴻池組の今、そして未来の姿をお伝えします。

鴻池組は2021年、創業150周年を迎えます。
ここまで150年、そして次の150年へ。
鴻池組の今、そして未来の姿をお伝えします。

KONOIKE CONSTRUCTION CO., LTD.
KONOIKE CONSTRUCTION CO., LTD.

鴻池組って、どんな会社ですか? 鴻池組って、
どんな会社ですか?

自分たちの会社はどんな会社なのか。これからどんな会社にしていくべきか。
150周年に向けて、私たちはまずこの問いかけに答える活動からスタートしました。

  • 社会に役立つ社会の基盤をつくっている。
    きちんとした仕事ぶりで
    リピート率が高い。
  • 技術で貢献技術全体の統括、管理、教育に
    取り組む。
    定評ある環境技術を
    進化させていく。
  • 大阪の実力大阪のお客様に鍛えられてきた。
    歴史がある。
    古くさいところもある。
  • チャレンジの時なにかトップになれる分野が必要。
    リスクを恐れずに
    本当の意味でチャレンジ。
  • 変わる勇気絶えず改善することで
    次世代につなげたい。
    視野が広く対応力のある
    人財を育てる。
  • 魅了ある会社へ総合力を高めて価値向上。
    知名度アップ。
    子どもたちが知っている
    会社になる。
  • 息づく鴻池魂150年間、戦争や浮き沈みが
    あっても
    生き残ってきた鴻池魂が
    連綿と続いている。
  • どろくさいプレイヤーよく仕事を知っていると言われる。
    技術者もユニフォームを
    汚して仕事をする。
  • 人と人と和みんなが協力してチームワークで
    やり抜く。
    若い社員ものびのびと
    仕事ができる。
  • トップ10をめざす規模や業績だけでなく
    質の高い会社へ。
    ものづくりに誇りを
    持てるようにしたい。
  • 強みは現場力災害の対策や復旧に力を
    発揮している。
    やると決めたらやる。
    一点突破ができる。
  • 明日を切り拓くまわりに信頼される人と
    組織であることが
    持続的な成長につながる。
  • 実現力 技術と品質
  • 歴史
  • 未来
  • チームKONOIKE 現場力
  • 実現力技術と品質
  • 歴史
  • 未来
  • チームKONOIKE現場力

誠実 懇切 敏速 誠実 懇切 敏速

じつは情熱のかたまり。 じつは情熱のかたまり。

つくっているのは、ビルやインフラだけではない。より快適で安全な生活を実現し、さまざまな環境課題の解決に取り組み、災害対策にも貢献する技術と品質。人と社会とともに、150年。そして次の150年へ。社是である「誠実、懇切、敏速」を守り続けて、変わらずに、受けついでいく。まじめに、まっすぐ、つながる思い。ひとつになって成しとげる、私たちの仕事。鴻池組、じつは情熱のかたまり。

つくっているのは、
ビルやインフラだけではない。

より快適で安全な生活を実現し、
さまざまな環境課題の解決に取り組み、
災害対策にも貢献する技術と品質。

人と社会とともに、150年。
そして次の150年へ。

社是である「誠実、懇切、敏速」を
守り続けて、変わらずに、受けついでいく。

まじめに、まっすぐ、つながる思い。
ひとつになって成しとげる、私たちの仕事。

鴻池組、じつは情熱のかたまり。

KONOIKE CONSTRUCTION CO., LTD.

スローガンは、なにをどう伝えるべきか。
プロジェクト会議のワークショップは、
その目的を考えることから始まりました。

知名度アップ、事業内容を伝える、未来を語るなど、
たった10文字前後のことばに託す思いはさまざまでした。
以下はスローガン案とそれに対する意見の抜粋です。

  • 社会を支える情熱

    KONOIKE

    建設会社の魅力、仕事への誇りを感じる。「社会」のことばで事業内容がイメージできる。

  • 挑み続ける力

    KONOIKE

    なんの会社か全くわからない。挑戦力をアピールしたい意図は感じる。

  • 人と技術の実現力

    KONOIKE

    「技術」ではあまり差別化できない。ものづくりの会社だということは伝わる。

  • 信頼を力に、未来へ

    KONOIKE

    響きがいい。「信頼」ということばが大事。「未来」は他社もよく使っている。

  • 未来にとどける仕事

    KONOIKE

    インパクトはあるが、鴻池組らしいかどうか。きれいすぎる。他社でもつかえそう。

  • 明日を切り拓く

    KONOIKE

    「あす」か「あした」か読み方に迷う。どこかで聞いたことがありそうなスローガン。

  • まじめに、まっすぐ

    KONOIKE

    鴻池組らしい。無理していないところがいい。シンプルで子どもにも覚えてもらえる。

  • 満足をつくる仕事

    KONOIKE

    お客様満足をめざしている方向性に合う。ゼネコンらしくない独自性がある。

  • 信頼を築いて150年

    KONOIKE

    150周年までしかつかえない。歴史はあるが古くさい会社のイメージ。

  • まじめに、やりぬく

    KONOIKE

    主語が鴻池組なので、一方的な主張になる。ひらがなだけでも強さがある。

  • 情熱、勇気、挑戦

    KONOIKE

    漢字は強さがあるが、子どもには読みづらい。社是三則と紛らわしいのではないか。

  • まじめに社会を支えてる

    KONOIKE

    姿勢と業態の両方を表現している。

  • 熱い思いと確かな仕事

    KONOIKE

    コアコピーの内容とつながる。「熱い」と「確かな」が人をあらわしている。

  • 社会を支える確かな仕事

    KONOIKE

    「熱い思いと確かな仕事」と「社会を支える情熱」の合わせ技はどうか。

  • しっかり、あしたへ

    KONOIKE

    銀行か保険会社のスローガンのようだ。メッセージがあいまいな印象。

スローガン

変わらずにうけつがれる社是の精神、
お客様や地域の人々、社会と真摯に向き合う姿勢。
その「まじめに、まっすぐ」な情熱が、
鴻池組の本質をあらわしています。
オンリーワンな価値を伝えるスローガンです。

まじめに、まっすぐ

KONOIKE CONSTRUCTION CO., LTD.

2021ロゴは、デザイン案をもとに協議がまとまった
ところで、蔦田社長(現会長)が言いました。
「1」を矢印にしてみたらどうなるか、と。

いま注目されているオリンピックイヤーの「2020」に
「1」をプラスした「2021」が鴻池組の年。
数字をメインにする方向性で、さらに試作が重ねられました。

2021 150 挑戦 未来 信頼 歴史

キービジュアルは、インパクトがあり、
見る人によって自由にイメージが広がるように、
シンボリックな造形を追求しました。

直線と曲線を使って太さを変えたシンプルな構成。
光、気流、あるいは樹木など、いろいろな連想と結びついて
印象に残ることをテーマに設計されています。

キービジュアル

ブランドのビジュアル要素「挑戦のストリーム」。
変わらない社是の本質と未来への挑戦が融合し、
進化するさまをシンボリックに視覚化しています。
中央の直線は普遍的な精神、そこから広がる曲線は
挑戦による上昇と拡大をあらわしています。

サインシステム

仮囲いはブランドコミュニケーションの
効果的なメディアとして活用できます。
ダイナミックに要素を展開した場合のイメージです。

鴻池組 150年の歴史 鴻池組
150年の歴史

創業以来、社会の発展と共に歩んできた鴻池組150年の歴史をお伝えします。 創業以来、社会の発展と共に歩んできた
鴻池組150年の歴史をお伝えします。

1871-2021

START START
  • 1871(明治4)年

    鴻池忠治郎、北伝法村(現大阪市此花区伝法)で個人創業。建設業ならびに運輸業を営む。 鴻池忠治郎、北伝法村(現大阪市此花区伝法)で個人創業。
    建設業ならびに運輸業を営む。

  • 1898(明治31)年

    淀川改良工事に従事し、本格的に土木事業に乗り出す。

  • 1900(明治33)年

    日本初の民間平炉工場で当社初の大型土木建築 請負工事となる、日本鋳鋼所(後の住友鋳鋼場)鋳物工場建設を受注。

  • 1908(明治41)年

    若松市(現北九州市)に出張所を開設(現九州支店)し、近畿圏外へ初進出。

    明治専門学校(現九州工業大学)校舎を受注。

  • 1910(明治43)年

    福岡医科大学学舎(現九州大学)、完成。

    鴻池組旧本店、完成。

  • 1915(大正4)年

    東京出張所開設。
    (現東京本店)

  • 1918(大正7)年

    富士製紙(現王子製紙)江別工場、完成。

    関西建設業界で初となる「株式会社」へ改組、鴻池忠三郎が取締役社長に就任。
    名古屋出張所開設。(現名古屋支店)
    創業地北伝法に由来する「マルキタ」を正式社章に。

  • 1920(大正9)年

    今市町(現出雲市)に出張所を開設(現山陰支店)。

  • 1923(大正12)年

    早川第一発電所、完成。

  • 1925(大正14)年

    大阪市道頓堀川に架かるRCアーチ橋 戎橋、完成。

  • 1928(昭和3)年

    広島市庁舎、完成。

  • 1931(昭和6)年

    英国大使館官邸、完成。

  • 1933(昭和8)年

    東京市中央卸売市場
    (築地市場)、完成。

  • 1938(昭和13)年

    市ヶ谷陸軍士官学校、完成。

    「社是三則」を定める。
    創業者忠治郎の言葉「控え目に、堅実に立てるべきは立て、進むときは思い切って進む」を根流とする。

  • 1939(昭和14)年

    初の国外出張所を満州に開設。【写真】▲
    尾道に営業所を開設(現広島支店)。
    宮古町に営業所を開設(現東北支店)。

  • 1940(昭和15)年

    鴻池小六が取締役社長に就任。

  • 1944(昭和19)年

    鴻池藤一が取締役社長に就任。

  • 1945(昭和20)年

    軍需会社法により運輸部門を分離独立させ、鴻池運輸株式会社を設立。当社は建設業専業となる。

  • 1958(昭和33)年

    京都市蹴上浄水場、完成。

  • 1966(昭和41)年

    当時、世界で五指に入る長大道路トンネル六甲山トンネル、完成。

  • 1968(昭和43)年

    大阪市中央区に本社社屋「鴻池ビル」完成、移転。

  • 1970(昭和45)年

    有芳園西館、完成。

  • 1972(昭和47)年

    技術研究所を大阪市此花区に設置。

  • 1973(昭和48)年

    横須賀電気通信研究所、完成。

  • 1979(昭和54)年

    (アフガニスタン)
    カブール結核センター、完成。

  • 1981(昭和56)年

    日本銀行松江支店、完成。

  • 1982(昭和57)年

    海外事業部を発足させ本格的に海外工事へ取り組む。

  • 1983(昭和58)年

    (タイ)マハラート病院1期・2期、完成。

  • 1984(昭和59)年

    (ホンジュラス)農業開発センター、完成。

  • 1985(昭和60)年

    (スーダン)ハルツーム病院
    1期・2期、完成。

    鴻池一季が取締役社長に就任。

  • 1987(昭和62)年

    (タンザニア)ローアモシ農業開発、完了。

    (ソマリア)ロワ・シャベリ地区水供給、完了。

    名古屋市美術館、完成。【写真】▼

  • 1988(昭和63)年

    (ケニア)穀物サイロ、完成。【写真】▲
    (アメリカ)ベルビュープレイス
    オフィスビル、完成。

  • 1989(平成元)年

    西日本初の超高層RC住宅
    高見フローラルタウン、完成。

  • 1990(平成2)年

    コシノヒロコデザインによる新ユニフォーム導入。カラーはハードながらもファッショナブルなカーキ色を採用。

  • 1992(平成4)年

    「KONOIKE」ロゴ制定。

  • 1994(平成6)年

    近つ飛鳥博物館、完成。

  • 1995(平成7)年

    阪神淡路大震災復旧工事に活躍、淀川左岸に新堤防を築造。

    名港西大橋(下部工)、完成。

  • 1998(平成10)年

    島根県立美術館、完成。【写真】▲
    「平成の雲龍図」が描かれた天龍寺法堂改修工事、完了。

  • 1999(平成11)年

    東京国立博物館 平成館、完成。

    田島ダム、完成。

  • 2000(平成f12)年

    阪神淡路大震災で被災した重要文化財、明石城修復作業、完了。

  • 2001(平成13)年

    芦北大橋、完成。

  • 2002(平成14)年

    国際子ども図書館、完成。

  • 2003(平成15)年

    株式移転により完全親会社である
    鳳ホールディングス株式会社を設立。
    その完全子会社となる。
    大岩祥一が取締役社長に就任。
    ISO9001登録証の全店統合完了。

    国内初のダイオキシン大規模現地処理を
    和歌山県橋本市で完了。

  • 2004(平成16)年

    初のPFI事業、岐阜大学総合研究棟施設整備事業、着工。

  • 2005(平成17)年

    重要文化財、松江城石垣改修工事、完了。
    ISO14001登録証の全店統合完了。

  • 2006(平成18)年

    名古屋大学医学部付属病院中央診療棟、完成。
    玉井啓悦が取締役社長に就任。

  • 2008(平成20)年

    蔦田守弘が取締役社長に就任。

    戎橋、改修工事完了。

  • 2011(平成23)年

    本町南ガーデンシティ、完成。

  • 2012(平成24)年

    熊野川長殿地区河川閉塞緊急対策工事、完了。

  • 2013(平成25)年

    国内初、PCB特別管理産業廃棄物現地無害化処理、鶴見川遊水地土壌改良工事、完了。

  • 2014(平成26)年

    COHSMS(建設業労働安全衛生マネジメントシステム)を全店で取得。

  • 2015(平成27)年

    名塩道路八幡トンネル、完成。

    積水ハウス株式会社と業務提携。
    江東区シビックセンター、完成。

  • 2016(平成28)年

    G7伊勢志摩サミット国際メディアセンターアネックス、完成。

    広島豪雨に伴う災害廃棄物処理、完了(広島市)。

  • 2018(平成30)年

    熊本地震に伴う被災家屋解体廃棄物等処理業務委託、完了(熊本市)。

    コーポレートスローガン
    「まじめに、まっすぐ」制定。
    S-GATE日本橋本町、完成。【写真】▼

  • 2019(平成31)年

    積水ハウス株式会社の連結子会社に。
    福島第一原発事故に伴う特定廃棄物セメント固型化処理施設、稼働。

  • 2019(令和元)年

    国内初の人工競技場カヌー・スラロームセンター、完成。

  • 2020(令和02)年

    ユニフォームを全面リニューアル。

  • 2021(令和03)年

    渡津弘己が取締役社長に就任。

    長期ビジョン「KONOIKE ONE VISION 2050」を策定

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協力会社さまとともに150年 協力会社さまとともに
150年

どこにもないをここにつくってきたやりがいも楽しさも、そして苦しさもありがとう「チームKONOIKE」 どこにもないをここにつくってきた
やりがいも楽しさも、そして苦しさも
ありがとう「チームKONOIKE」

KONOIKE CONSTRUCTION CO., LTD.

年間の労働従事者数

746,907人

北海道・東北地方 58,363人 関東地方 179,431人 中部地方 106,227人 近畿地方 228,100人 中国・四国地方 88,183人 九州・沖縄地方 86,603人 2018年度に全国で当社の工事に携わっていただいた実績数です。
KONOIKE CONSTRUCTION CO., LTD.

建設現場で働く職人さんを紹介します。

工事に携わる協力会社様

KONOIKE CONSTRUCTION CO., LTD.

「縁の下の力持ち」

鳶・土工
石川 純一様
有限会社キョウワビルト工業

仮設工は現場に仕事がしやすい安全・安心な環境を提供し現場全体のイメージを明るく保つちます。
仕事の合言葉は「安全第一!」

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「重量鉄骨を組み立てていく達成感」

鉄骨工
安喰 真様
株式会社巴コーポレーション

建物の骨組みとなる鋼製の柱や梁を組み立てています。
ボルトを締めるインパクトレンチは欠かせない愛用具。

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「壁をきれいに仕上げるやりがい」

左官工
道鬼 正彦様
有限会社道鬼左官工業

建物の壁や床の表面を鏝を用いてきれいに仕上げます。
左官という職種がもっと認知されることが目標。

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「人々が快適に過ごせる内装空間をつくる」

軽量鉄骨下地工
村社 聖二様
株式会社
インテリアスペース・ゼロ

天井や壁の骨組みとなる軽い鉄でできた棒状の材料を組み立てています。仕事飯はやっぱり「うまい、やすい、はやい、牛丼!」

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「電気を流し、あかりが灯る感動」

電気・衛生空調工
平井 一喜様
株式会社きんでん

建物にあかりを灯し、水と空気を流し込む。いわば「建物を活かす」仕事です。
仕事飯は週2回以上のカレー。

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「変化する地層を読んで新たな道を切り開く」

トンネル工
小笠原 誠様
株式会社金子組

火薬や大型重機を使用して山を掘り、道路や鉄道、水路などのトンネルをつくります。
チームワークを大切に、いつでも笑顔で声掛け!

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「100年構造物の構築を目指して!」

コンクリート土工
為金 桂一郎様
壺山建設株式会社

型枠の中にコンクリートをバイブレーターなどで振動を与えながら丁寧に流し込みます。
「気持ちを込めれば込めた分だけ良質な構造物が仕上る!」

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「成し遂げた構造物を眺める喜び」

鉄筋工
桑原 健様
株式会社ノーグチ

コンクリート構造物の骨組みとなる鉄筋の加工・組立を行います。
雨ニモマケズ 風ニモマケズ仕事を成し遂げます。

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「未来に残る構造物をつくる」

型枠工
川上 忠幸様
有限会社市川建設

コンクリートを流し込む枠をミリ単位の精度作ります。
モットーは「全力対応!」

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「専門知識で土と戦う、達成感」

山留工
鈴木 勝巳様
ヒロセ株式会社

掘削時に周囲の土や水の侵入を防ぎ、地盤崩壊を防止します。
現場では若手の育成に力を尽くしています。

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「見えない地中と戦う」

杭打ち工
金子 浩一様
住吉運輸株式会社

地盤を掘削して、建物を支える「杭」を地中に埋設する仕事です。安全対策、品質管理に特にこだわって施工しています。

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「ICT技術を活用して正確な施工」

重機土工
矢羽田 憲司様
国土開発工業株式会社

重機を駆使して人の力だけではでは難しいさまざまなインフラをつくりあげる。
将来の目標は、マイボートで釣り。

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協力会社 代表者さまインタビュー

向井建設株式会社:向井 敏雄様

躯体工事を中心に北海道から名古屋までの東日本で工事を行う同社の代表取締役会長。
2007年より「鴻友会」の会長を務め、現場で働く職人に光が当たる労働環境の仕組みづくりに注力。

※「鴻友会」とは
様々な専門工事会社で編成された、鴻池組の協力会社組織。鴻池組と会員の双方の競争力向上を図り、より良いものづくりを行うことを目的としたプロフェッショナル集団。

――鴻池組との歴史について
1908(明治41)年に大阪にて創業。その頃、鴻池組の電鉄関連工事で請負業をスタートさせました。鴻池組は最も歴史の古いお取引先です。
関東大震災の際に東京へ拠点を移し、震災復興など、数多くの工事に携わりました。
今では北海道、東北、関東、中部地方で事業を展開しており、東日本大震災では震災復興に真っ先に取り組まれた鴻池組のもとでさまざまな工事に携わり、多くの方々から感謝していただきました。
――建設業が果たす社会での役割
社会基盤の整備を通して、国民の安全安心な暮らしの実現と利便性の向上に貢献することと考えています。
日本は先進諸国の中でも最も町並みが美しく整えられ、公共交通機関がこれほどまでに整備されていることは、建設業に携わるものとして誇りに感じています。
鴻池組からの初受注「生駒隧道」(1914年竣工)鴻池組からの初受注「生駒隧道」(1914年竣工)
――これからの建設業について
新規の入職者を増やすためには、「働き方改革」を徹底的に推し進め、技能者の待遇を良くしなければならないと考えています。
週休二日の確保や長時間労働の是正は適正な工期の確保が前提になります。そして、他産業と比べ見劣りしない報酬に引き上げていくために、労務単価の見直しとあわせて生産性向上を図る必要があります。今、これらの改革に業界全体で取り組むことを決意し、官民を挙げて推進しています。
――これからの職人のあり方について
仮囲いの中で働く職人達の仕事は、一般市民にはあまり知られておりません。日本で長く継承されてきた技術技能は、諸外国と比べ非常に高いレベルにあるにもかかわらず、評価されていないことは非常に残念なことです。
今後は建設キャリアアップシステムの普及・推進による技能の見える化や、エンドユーザーとも直接ふれ合う機会を多くつくることで職人の仕事を正しく理解していただき、誰からも憧れ、尊敬される存在になって欲しいと思います。
これからも、他産業に負けない魅力ある業界にすべく、「チームKONOIKE」として一致団結しさまざまな改革に取り組んで参ります。
最後に

鴻池組は、協力会社の皆さまのお陰をもちまして、 長年にわたり数多くの社会資本の整備に貢献することができ、 そして今、創業150周年の節目を迎えることができました。
私たち建設業界は「働き方改革」「i-Construction」などに取り組み 今まさに、新しい時代を迎えようとしています。 これからも、チームKONOIKEすべての仲間たちが、 安全で安心して働ける活力ある建設業界となるために、 鴻池組と協力会社の皆さまの持てる総力を結集して これからの150年に挑んでいきましょう。

株式会社鴻池組

代表取締役社長蔦田守弘

150周年記念ムービー

-鴻池組の軌跡-

次の150年へ

150年を機に全体を通じて会社の一体感や未来への原動力に向けて社内イベントを実施しました。複数の社内イベントの中からいくつかご紹介します。

KONOIKE

会社をよくする未来選手権

全社員参加型で実施した新制度構築のためのイベント。部署単位で新制度を提案し、本支店で選抜を行ったうえで、全員投票を実施。最も得票の多かった最優秀提案について、現在、有志によるプロジェクトチームを結成し、制度化に向けた検討を行っています。
全国からの応募数:492

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  • 東北支店
  • 東京本店
  • 名古屋支店
  • 大阪本店
  • 山陰支店
  • 広島支店
  • 九州支店
  • 国際事業部
  • 山陰支店

    まじめに、ずっと鴻池
    希望する職場へのアピールや定年後も物事に挑戦する機会を提供し、働き方の選択肢を広げます。
  • 東北支店

    KOH-c〈 コーシー 〉ポイント制度
    健康に関する項目の達成や社員同士で贈り合う感謝のポイントを物品に交換します。
  • 東京本店

    Konoike Design Contest『想像を形に』
    子どもや学生にモノづくりの楽しさや将来について考える場を提供します。
    『プチ』職場環境整備
    個々に適した職場環境を自由に考え、環境整備を行います。
  • 名古屋支店

    JOB CHALLENGE制度
    他部署でのインターンやライフステージに合った働き方を提供します。
  • 大阪本店

    未来創造部の設立 ~会社組織変革への第1歩~
    各社員が「鴻池組の未来」のために考えた提案を集約し、実現化していく部署を設立します。
    サンクスギフト制度 -時代に合わせたコミュニケーションツールの導入-
    社内ネットワークで従業員同士が感謝の気持ちを贈り合うツールを導入します。
  • 広島支店

    Cties制度 ~教育改革による変革をおこす“人財の創出”~
    教育専門の部署を立ち上げ、DXを活用した教育を行います。
  • 九州支店

    『Kポイント』制度 ~社員と会社のスパイラルアップ~
    個人で目標設定し、達成の対価としてポイントを付与します。
  • 国際事業部

    本当の私が未来を創る ~キャリア・アンカー・マネジメント制度~
    診断テストで出た個人の資質や価値観を働き方に役立てます。

Comment from the president

講評

最優秀提案は、社員主体の人財価値創出と定年制度の変革を掲げたもので、様々な形で鴻池組で永く輝き続けることができる制度の提案です。
この提案を多くの社員が支持したということで、社員の皆さんが抱く会社への想いを強く感じました。
私が目標としている業界内「従業員エンゲージメントNo.1」に向けて進めていきたいと改めて強く感じました。

代表取締役社長 渡津弘己

代表取締役社長 渡津弘己

私たちの夢グランプリ

社員の自由な発想や夢のある提案を募集し、鴻池組の将来のありたい姿を共有するためのイベントです。 「将来このようなことができたらいいな」、「今すぐには実現できないが、将来は…したい」と いった夢のある提案を全社員から募集し、全国から155ものエントリーがありました。全員投票でグランプリを決定しました。

グランプリ作品 Konoike Domain Expansion Project 2021

グランプリ作品 Konoike Domain Expansion Project 2021

当社独自の水中掘削技術「SOCS」(自動化オープンケーソン工法)で大深度地下に挑戦。地下120mの居住空間の実現とギネス世界記録を目指す。最新技術による地下…

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SOCSについてはこちらnewtab

Konoike Domain Expansion Project鴻池ドメイン拡張計画

当社独自の水中掘削技術「SOCS」(自動化オープンケーソン工法)で大深度地下に挑戦。地下120mの居住空間の実現とギネス世界記録を目指す。

国際事業部管理部
白石 卓郎
最新技術による地下の最大利用により居住空間の選択肢を増やし、都市に住む人々の価値観にパラダイムシフトを起こしたい。これにより、地上の開発に歯止めをかけ、自然環境の保全や再生にも寄与できる。鴻池組の事業領域と人類の活動領域を拡張するドリームプロジェクトである。

他の入賞作品※順不同

  • 世界中に安心される水と電気を
    提供できる会社
  • 免震を超える超電導絶縁構造
  • アフリカ建築専門学校設立
    運営プロジェクト
  • 廃プラスチックを建設資材に活用し、
    日本だけでなく世界の問題を解決しよう!
  • KONO‘ I ’land
    ~地球に愛のあるエネルギー
    循環LIFEを~
創業150周年プロジェクトリーダー 常務執行役員 深澤 卓司

講評

グランプリ受賞おめでとうございます。
多くの方は幼かりし頃、井戸など深い穴をのぞき、「どれくらい深いのだろう?」と心躍らせた経験があるのではないでしょうか。
そのワクワク感を思い出せる素晴らしい夢だと思いました。
入賞作品だけでなくすべての提案が心躍るものばかりでした。これらのアイデアを技術開発や企業運営の参考としてイノベーション創出につなげていきます。

創業150周年プロジェクトリーダー
常務執行役員 深澤 卓司

Message from the president社長メッセージ

鴻池組は2021年に創業150周年を迎えました。
1871(明治4)年、鴻池忠治郎翁が大阪で創業して以来、事業を推進することができましたのは、お客さまや協力会社の皆さま、地域の方々のご支援のおかげであると心より感謝し、御礼申し上げます。そして、多くの先輩方、社員たちが真摯に仕事に向き合ってきた歴史があるからこそで、改めて深く感謝いたします。

当社は、社是である「誠実・懇切・敏速」の精神を根底に、「社会と共に“豊かな地球”と“輝く未来”を築きます」という経営理念の下、もの創りを通じて人々が安心して暮らせる社会の実現を目指してまいりました。
そして、この節目の年に、2050年を目標年とした長期ビジョン「KONOIKE ONE VISION 2050」を策定しました。人と社会の幸せに貢献し、従業員自身も幸せを共有して未来へつなげていくという思いを込めて、ステートメントを「『幸せ』をつくる、支える、共にする」としました。鴻池組をさらに100年、150年と繁栄させていくため、時代の変化に対応し続けながら社会に持続的な価値を提供し、社会から選ばれる会社を皆様と共に築いていきたいと考えております。

今後もより一層のご支援を賜りますよう心からお願い申し上げます。

社長メッセージ
代表取締役社長 渡津弘己
社是三則